聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2003]

2003年 05月 20日 (火)

伝道者ノ書5:1-20
裸でもとの所に帰る

Ⅰ.愚かな者のいけにえ(1-7)
 1-7節は、形式的な信仰生活に対しての悔い改めを促す内容です。愚かな者は、神様の御言葉に耳を傾けることよりいけにえを捧げて悪を行います。軽軽しく口を開いて傲慢になり罪を犯します(2)。神様に誓ったことを過失だと言って、守ろうとはしません(6)。このような者は神様の怒りを受け、滅びるようになります。それで私たちは悔い改め、心から神様を恐れ敬わなければなりません。
Ⅱ.財産を持つ者のむなしさ(8-20)
 財産を多く持てばすべての問題が解決できると思えますが、おかしいことに人は銀にも満足ができず、所得にも満足できません。また多くかせげば、幸せになると思いますが、この人はそれをただ目で見るだけです(11)。働く者は多く食べても少なく食べても心地よく眠りますが、富む者は満腹で安眠を妨げられるので、富む者が楽なのではありません。それにもっと不幸なのは、持ち主が財産を守ろうとして不幸に会い、滅びる場合です(14)。財産を持つ者が最も心を痛めることは、死ぬ時、苦労して得たものを何一つ持って行くことができないことです。
 人間の本当の幸福は財産が多くあることではなく、神様が下さった財産に満足し、楽しみながら生きることです(19)。

祈り:主よ!私が多くの財産を望んだことを悔い改めます。神様が下さった財産と仕事に満足し、喜びながら生きます。

一言:裸でもとの所に帰ることを考えよう


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