聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2003]

2003年 05月 21日 (水)

伝道者ノ書6:1-12
人には何が勝っているのか

Ⅰ.しあわせな目に会わない所有のむなしさ(1-6)
 ある人は一生涯努力して十分な財産と誉れを手に入れるようになりました。しかし病気になり、何の楽しみも得ることができず、他の人に移されるようになるならば、本当にむなしいことです(2)。また、人々は長寿と子どもを祝福だと考えます。しかしたとえ百人の子どもをえて、長生きしたとしても、その心に楽しみがなく死んでも埋葬されることがなければ、死産した子がましだと思います。死産した子はむなしく生まれ、名もなく闇の中に行くので、どれだけ哀れなのでしょう。千年の倍も生きても幸せな目に会わなければ、長く生きることもむなしいのです。
Ⅱ.満たされない欲望(7-12)
 私たちの人生で幸せになることより大切なことはありませんが、幸せになることも結局むなしいのです。人の労苦はみな自分の口のためですが、いくら食べても食欲は満たされません(7)。バイキングを食べても、結局飽きてしまいむなしくなります。目で見ることは空想して楽しむことより勝りますが、これも満足がないことには変わりありません。
 では一体何が人々を楽しませることができるでしょうか。私たちは、この世では何も本当の楽しみを得ることができないことを知らなければなりません。そうすれば本当の幸せを下さる神様の所に出て行くことができます。

祈り:主よ!私がむなしい世で幸せを求めるのを捨て主に従います。

一言:世の幸せは決して満たさない


<<(1)    前のページ(5)    6    次のページ(7)    (12)>>

聖書別日ごとの糧