聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2010]

2010年 06月 09日 (水)

伝道者ノ書4:1-16
ふたりはひとりよりもまさっている

Ⅰ.彼らには慰める者がいない(1-3)
 世の中には、多くの人々がしいたげを受け、涙を流していますが、彼らには真の慰める者がいません(1)。伝道者は彼らの苦痛を思う時、「死人」や「今までに存在しなかった者」が良い、と言っています(2,3)。
 罪のためにサタンの虐待を受けるたましいは、どこからも慰めを受けることができません。財産からも慰めを受けることができず、人々の人情や愛によっても慰めを受けることができません。しかし神様がひとり子をお遣わしになり、罪を赦され、聖霊を降されることで、本当の慰めを受けるようにしてくださいました。私たちがこの神様に進み出る時に、本当の慰めを受け、世に打ち勝ち、ほかの人を慰める者になることができます。
Ⅱ.ふたりはひとりよりもまさっている(4-16)
 あらゆる労苦とあらゆる仕事の成功を得ても、人々にねたまれ、労苦を受けるなら、成功もむなしいものです(4)。世の宝を片手に満たし、もう一つの手に安楽を満たすことは、両手に宝を満たすことにまさります。隣人との平安が大きな宝です。
 ふたりが労苦をすれば、良い報いがあり(9)、どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こし、ふたりがいっしょに寝ると暖かく、ふたりなら戦いに勝つことができます(10-12)。それで孤立して生きる人は愚か者であり、謙遜に友達と一緒になる人は知恵のある人です。

祈り:主よ!私がほかの人と力を合わせて、一緒に生きる知恵ある者になるように助けてください。

一言:ふたりはひとりよりもまさっている


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