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2010年 06月 14日 (月)

伝道者ノ書9:1-18
生きている犬は死んだ獅子にまさる

 正しい人も、知恵のある者も、彼らの働きも、神の御手の中にあり、彼らの前にあるすべてのものが愛であるか、憎しみであるか、人には分かりません(1)。私たちが、いくら正しく知恵ある者のように行なっても、一瞬のうちに罪に落ち、愚か者になることもあります。それで私たちは、私たちの義と知恵が神様の恵みの中にあることを知り、さらに謙遜に神様の恵みを求めなければなりません。
 すべて生きている者には希望があります(4)。生きている犬が死んだ獅子にまさっているように、私たちがいくらみすぼらしく、つらい状況の中にいたとしても、死んだ者にまさっています。生きている者は神様がくださる多くの祝福を受ける特権があります。それで人生が大変であっても、生きていることで感謝し、今神様がお与えになったものを、積極的に受けて、生きなければなりません。喜んでパンを食べ、飲んで(7)、白い着物を着て、品位あるように振る舞い(8)、愛する妻と生活を楽しみ、手もとにあるなすべきことはみな、自分の力でしなければなりません(10)。これが、神様が私たちに与えられた祝福であり、知恵のある生活の秘訣です。
 足が早いからといって一等になるのではなく、勇士だからといって戦いに勝利するのではありません(11)。人生の生死、幸不幸は神様の手にかかっています。知恵が力にまさり、知恵ある者の静かなことばは、愚かな者の間の支配者の叫びよりまさります(17)。私たちが知恵のみなもとである神様に進み出る時、このような知恵を受けることができます。

祈り:主よ!私が生きていることに感謝し、私に与えられた多くの祝福を受け、神様を喜ばれる生活ができるように、助けてください。

一言:生きている者の祝福


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