聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2010]

2010年 06月 15日 (火)

伝道者ノ書10:1-20
香油を臭くするもの

 一匹のはえが香油のびんに落ちて死ぬと、香油のびん全体で悪臭を放ちます(1)。このように少しの愚かさは、知恵や栄養よりも、重くて強いです(1)。少しの愚かさとあやまちが生涯築いてきた良い影響力や名誉を一瞬のうちになくさせ、全生涯を滅ぼしてしまうこともあります。過去の小さなあやまちと失敗が、今私たちの人生を台無しにしてしまうこともあります。それで私たちは小さい愚かさにも陥らないように注意していなければなりません。また小さなあやまちや失敗であっても、早く悔い改めて立ち返り、その悪影響から抜け出さなければなりません
 支配者が立腹しても、反発してその場を離れれば、さらに大きな怒りを買うようになります(4)。口惜しい思いをしても、謙遜にその言葉を聞くなら、その怒りを鎮め、大きな罪であっても、軽くすることができます。
 鈍くなった斧の刃をとがないと、もっと力がいります(10)。知恵のある大工は暇さえあれば、カンナやのこぎりを研いで、働く時に、あまり力がかからないようにします。このように日ごろ、知恵を得れば、成功するのに益になります。日ごろ外国語の取得に余念がなければ、後に益になります。日ごろ、神様の御言葉に従う敬虔な生活をするなら、試練の時や決定的な瞬間に、楽に神様を喜ばせ、勝利の人生を生きることができます。
 王が子どもであって、大臣が朝から快楽を楽しむことはわざわいです(16)。怠けて家を修理しなければ、天井が落ち、屋根から雨漏りがするようになります(18)。

祈り:主よ!私が大きな知恵を得ることができなくても、小さな愚かさに陥らずに、成功の人生を歩むように助けてください。

一言:小さな愚かさが人生を台無しにする


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