聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2010]

2010年 06月 16日 (水)

伝道者ノ書11:1-10
計算より誠実

Ⅰ.神のみわざを知らない(1-6)
 人があれこれ考えて計算していては、何もすることができません(4)。ところが人は、風の道はどうなのか、妊婦の胎内の骨々のことが分からないように、いっさいを行なわれる神様のみわざを知りません。
 私たちがすることは、朝種を蒔き、夕方も手を放してはいけません。あれか、これか、どこで成功するのかを知りません。自分ではこれがうまくいくように思えても、ほかのものがうまくいくこともあります。それで私たちは与えられたことに、最善を尽くさなければなりません。はっきりしない将来を口実に怠惰を合理化させてはいけません。
Ⅱ.やみの日を忘れてはならない(7-10)
 光は美しく、人が長年生きていると、いつも楽しいように思えます。しかし人生にはいつでもよいことだけがあるのではありません。むしろやみの日も数多くあることを忘れてはいけません。そして楽しんでばかりいずに、その日を照らす光を準備しておかなければなりません。
 若者が若いうちに楽しみ、心の赴くまま、目の望むままに歩むことができます。若さを放縦し、浪費してしまいがちです。しかしそのすべての事において、神様のさばきを受けるようになります。神様のさばきを考え、悲しみと悪を取り去り、善の実を結ばなければなりません。

祈り:主よ!すべてのことを成し遂げられる神様のことを知りませんが、すべてのことにおいて、神様の御旨の通りになることを信じます。

一言:すべてのことを成し遂げてくださる神様の御業


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