聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2010]

2010年 06月 17日 (木)

伝道者ノ書12:1-14
若い日の本分

Ⅰ.創造者を覚えよ(1-7)
 「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。」伝道者のことばです。若い日は、可能性の時であり、チャンスの時であり、望みの時です。また、自由の時です。反面、精神的には混沌の時であり、多くの誘惑と試みに直面する時です。ところが人にはいつまでも若い日が続くのではなく、いつも祝福の日だけがあるのではありません。わざわいの日が来て、「何の喜びもない」という年月が来ます。太陽と光、月と星が暗くなり、雨の後にまた雨雲がおおうようになります。
 その日は、神様の日であり、人々は恐れおののき、音楽をする者は衰えます。道でおびえ、人は永遠の家へと歩いて行き、銀のひもは切れ、金の器は打ち砕かれ、すべてのものが壊されます。その日が来ないうちに、創造者を覚えなければなりません。
Ⅱ.神を恐れよ、命令を守れ(8-14)
 伝道者が思索し、探求した時、結局は空でした。彼は「空」と繰り返して言いました。その言葉だけを聞くと、彼は虚無主義のようであり、虚無を広めているようです。しかしその目的はそこにあるのではなく、ほかのことにあります。「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」(13)。神様を恐れることが最高の義務です。若者がもっとも力入れなければならないことです。それで神様の栄光が現れ、若者は意味ある人生を生きるようになります。

祈り:主よ!世界の若者たちが虚無に陥らずに、創造主である神様を覚え、恐れるようになるように、祈ります。

一言:若い日に創造者を覚えよ


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