聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2014]

2014年 03月 27日 (木)

伝道者の書7:1-29
まさるもの

 良い名声と良い香油とでは、多くの人々が良い香油を選びます。良い香油がすぐに利益になるからです。それで、名前を汚してでも、良い香油を得ようとします。このような人は愚か者です。知恵ある人は、良い名声のために、良い香油を使います。香油を得る機会を譲ったりもします。名声が香油よりも、はるかに価値あるからです。人々が香油を求めるのも、結局は名声のためです。しかし香油を求めながら、名声を汚してしまうなら、結局香油も無駄にしてしまいます。名声が良くなれば、良い香油で満たされていきます。
 天の御国に向かう死の日は、重い荷物を背負って生きる人生が始まる誕生の日にまさります。喪中の家では、人生を顧みて、自分を振り返って見ることができます。しかし祝宴の家は、食べて飲んで帰って来ます。喪中の家に行く方が良いのです。悲しむ者は、神様のところに出て行って、神様の慰めを受けます。心が良くなります。しかし笑いの中に埋もれている人は、現実に満足します。そうして、最後は悲しむ者になります。それで、知恵ある者の心は、喪中の家に向いています。しかし愚かな者の心は楽しみの家に向いています。知恵ある者の叱責を聞けば、心の肉となり、血となります。愚かな者の歌を聞けば、耳触りが良いだけで、心が高ぶります。使い物にならない人になります。事の終わりは、その初めにまさります。忍耐は、うぬぼれにまさります。過ぎ去った過去より、生きている今が、まさっています。

祈り:主よ!私が、もっと良い物のために、生きる者になるように、助けてください。

一言:良い名声


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