聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2014]

2014年 03月 28日 (金)

伝道者の書8:1-17
王の命令を守れ

 人の知恵は、その人の顔を輝かせます。その顔の固さを和らげます。知恵ある者は王の命令を守ります。王の前で、感情的になってあわてて退出したり、悪事に荷担してはいけません。なぜなら王は、自分の望むままを何でもするからです。王に逆らえば、王の怒りだけを買うことになります。すると災いが臨むようになります。また、王の言葉には、権威と知恵があるため、王に、「あなたは何をするのですか。」とは言えません。ただ、王の命令を守らなければならず、王に求める時は、時と秩序を、よくわきまえていなければなりません。これをよく知っている人が、知恵ある者です。彼はわざわいを知りません。しかし、命令を守らず、時と秩序を無視するなら、全ての営みには時とさばきがあります。
 世の中には、矛盾が多くあります。人が人を害します。それでも、すぐに悪事は懲罰されず、悪人たちはのうのうと過ごしています。また、悪者の受けるべき報いを正しい人が受け、正しい人の受けるべき報いを悪者が受けることもあります。このような世の中で、むなしく過ごしやすいです。しかし、私たちがすべきことは、神様を恐れ敬うことです。神様は、私たちの王です。時には、神様の御業において、理解できないことも起こりますが、王である神様を恐れ敬い、神様の命令を守る者が、必ず祝福されることを信じなければなりません。神様は悪者の神様ではなく、義人の神様です。神様の命令に従って生きる義人を、結局は、神様は祝福してくださいます。最後を良くしてくださいます。

祈り:主よ!私が神様を恐れ敬い、神様の命令に従って生きるように、助けてください。

一言:神様の命令を守れ


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