聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2014]

2014年 03月 29日 (土)

伝道者の書9:1-18
自分の手でしなさい

 伝道者は、世の動きに心を留め、その成り行きを明らかにしようとしました。そして、結局は、正しい人も、知恵ある者も、彼らの働きも、全て神様の御手の中にあることを確かめました。誰が、これから神様の愛を受けて義人になるのか、憎しみを受けて悪者になるのか、誰も分かりません。人の行く末はみなそうなのに、誰がそれを全て明らかにできるでしょうか。人は、結局は死にます。死んだ者に望みはありません。死んだ者は、愛することも、憎むこともできません。それで、私たちが生きている間にすべきことは、まず神様がくださった妻を尊く思い、生活を楽しむことです。第二に、仕事を与えられるままに自分の力ですることです。仕事があるのは、良いことです。私たちが将来入るよみには、仕事もなく、計画もなく、知識もなく、知恵もありません。特に、虚しい私たちの人生は全てが無意味ですが、神様の御業を行なうことは、決して虚しくはありません。神様の御業は、人を生かすことです。
 しかし、熱心に働いたからといって、全てが解決されるのではありません。世のことは、人の意のままに動くのではありません。有力者だと言って、勝利するのではなく、知恵があるからと言って、食物を得るのではありません。それは、時にならなければなりません。時を主管される方は神様です。それで機会は、力ある者にも、ない者にも、知恵がある者にも、ない者にも、誰にでも開かれています。誰でも、神様を信じて、頼る者は、時と機会を得ることができます。

祈り:主よ!私が力を尽くして、熱心に働き、また、神様に頼る者になるように助けてください。

一言:自分の力で


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