聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2014]

2014年 03月 31日 (月)

伝道者の書11:1-10
計算より誠実

1.神様の御業を人は知らない(1-6)
 人があれこれ考えて計算するだけでは、物事はうまく行きません(2)。人は風の道がどのようなものか、妊婦の胎内の骨々がどのようなものなのかが分からないように、いっさいを行なわれる神様のみわざを知りません。
 私たちができることは、朝のうちに種を蒔いて、夕方も手を放さないことです。あれか、これか、どこで成功するのか、二つとも同じようにうまくいくか分かりません。自分の考えでは「こっちのほうが必ずうまく行く」と思っても、実際には別の方法がうまくいくことも多くあります。それで、私たちは与えられた仕事に最善を尽くさなければなりません。不確実な将来を口実にして、怠慢を合理化させてはいけません。
2.やみの日のことを考えなさい(7-10)
 光は快く、人が長年生きても、ずっと楽しめます。しかし人生は、良いことばかりではありません。むしろやみの日が多くあり、そのことを忘れてはいけません。そして楽しむだけではなく、その日を迎える準備をしなければなりません。
 青年は若い日のことを喜び、心のおもむくまま、目の望むままに歩むことができます。それで、若い時を放縦し、浪費してしまいがちです。しかしその全てのことによって、神様はお裁きになります。神様の裁きを考え、悲しみと悪を取り除き、善に従って義の実を結ばなければなりません。

祈り:主よ!私たちは、全てのことを成してくださる神様の御業を知りませんが、全てのことが神様の御旨に従って、成し遂げられることを信じます。

一言:全てのことを成してくださる神様


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