聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2004]

2004年 12月 30日 (木)

エレミヤ書6:1-15
平安を得る道

Ⅰ.エルサレムよ。戒めを受けよ。(1-8)
 本文は預言者エレミヤが、バビロンがエルサレムに攻め上って来る光景を心に描いて、エルサレムの住民たちに悔い改めを促す内容です。エルサレムは井戸が水をわき出させるように悪をわき出させ、戒めを受けませんでした。彼らが悔い改めない時、神様に嫌われて捨てられ、その土地は荒れ果てるようになるのです。
 戒めを嫌い、悔い改めない者の心には決して平安がありません。
Ⅱ.主の御言葉を聞きなさい(9-15)
 イスラエルの民は耳に割礼を受けることができなかったので聞く耳がありませんでした。彼らはさばきのメッセージより祝福のメッセージだけを聞くことを願いました(10,14)。しかし宗教指導者たちはみな偽りを行ない、何の恥ずかしさもなしに忌み嫌うべきことを行ないました(13,15)。彼らは神様の御言葉を自分たちに対する悪口としてとらえました。「平安だ、平安だ。」と言って民たちをだまし、あやまった道に導きました。神様はその御怒りを耐え忍ぶことができず、彼らをさばこうとされます。
 神様の御言葉をむやみに考え、耳を傾けない者たちに平安があるはずがありません。むしろ神様の御怒りが臨みます。本当の平安は神様の御言葉に耳を傾け、聞き従う者に臨むのです。

祈り:主よ!私が悔い改めることができずに、御言葉に耳を傾けなかったために平安がありません。私に悔い改めの霊と霊的な耳をください。

一言:キリストの平安は悔い改めた者の心に


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