聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2012]

2012年 05月 21日 (月)

エレミヤ1:1-19
国々への預言者

Ⅰ.エレミヤを召された神様(1-10)
 当時の国際情勢を見ると、アッシリヤは滅亡の一途をたどり、新興バビロン帝国が起こっていました。ユダはヨシヤ王の宗教改革によって一時的に復興しているかのように見えましたが、彼が死んだ後、彼の後を継いだ王たちの不信仰によって、国は次第に傾き始め、ついには消えゆくともしびのようになりました。その時、神様はエレミヤを召され、イスラエルを救おうとされました。
 神様は、エレミヤが胎内にいる時から彼を区別され、国々への預言者として定めておられました(5)。しかしエレミヤは幼子のような自分の現状を見て、戸惑いました。神様はこのような彼に、恐れずに、「わたしがあなたを遣わすどんな所へでも行き、わたしがあなたに命じるすべての事を語れ。」と言われました(7)。神様のしもべは、神様が遣わされる所はどこへでも行き、神様がお与えになる御言葉なら、どんな御言葉であっても語らなければなりません。神様は私たちをこの時代の国々への預言者として立てられ、救いとさばきの御言葉を伝えることを願われます(10)。
Ⅱ.二つの幻を見せてくださった神様(11-19)
 神様はエレミヤに、アーモンドの枝と煮え立っているかまが北のほうから傾いている幻を見せてくださいました。「アーモンドの枝」は、神様の御言葉は時になると必ず成就することを象徴しています。「煮え立っているかまが北のほうから傾いている幻」は、北方の国を通して、ユダの罪をさばくという警告です。

祈り:主よ!私が幼子のようですが、主が私を国々への預言者にしてくださったことを信じます。私を通して、この時代を救ってください。

一言:私は国々への預言者


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