聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2012]

2012年 05月 28日 (月)

エレミヤ8:1-22
私の心は弱り果てている

Ⅰ.偽りの者に執着する民たち(1-7)
 エレミヤは、自分の頭が水になり、目が涙の源になるほどに、民たちのために悲しみました。差し迫って来るユダの滅亡のために、悲しみとわずらいと痛みによって、彼の心は苦しみで満ちていました。なぜなら、ユダの王と首長たち、祭司たちと預言者たち、そして一般の民に至るまでみな、日と月を拝み、偽りの者に執着していたからです。彼らは悪にすがりつき、神様に立ち帰ることを拒みました。空のこうのとりは自分の季節を知っており、山鳩、つばめ、つるも、自分の帰る時を守ります(7)。しかし神様の民である彼らは主の定めを知らず、自分の道に執着しました。悔い改めることを拒み、続けて自分のことだけに執着するなら、突然滅ぼされるようになります(箴言29:1)。
Ⅱ.神様の御言葉を捨てた書記たち(8-22)
 書記は御言葉を研究して教える聖書の先生です。しかし彼らは神様の御言葉を捨てて、偽りを教えました。「彼らは、わたしの民の娘の傷を手軽にいやし、平安がないのに、『平安だ、平安だ。』と言っている。」その結果、彼らは自分で「知恵がある」と言いながら、愚かになり、滅亡を招いてしまいました。神様は彼らの中に、コブラやまむしを送り、彼らをかませました。「コブラや、まむしを送る」とは、バビロンの侵略を指しています。神様の御言葉を捨てた彼らは、その心に平安を求めますが得られず、癒されることを願いますが、驚くだけです。神様の御言葉が、平安と知恵のみなもとです。

祈り:主よ!御言葉を捨て、偽りのものに執着する者たちを考える時、ひどく悲しいです。彼らを主に立ち帰らせるのに、私を用いてください。

一言:心を痛める牧者の心情


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