聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2012]

2012年 05月 31日 (木)

エレミヤ13:1-19
腐らせる

 エレミヤは主の御言葉に従って、帯を買って腰に締めた後、その帯をユーフラテス川のほとりの岩の割れ目に隠しました。数日後、そこを掘って見ると、その帯は腐って、何の役にも立たなくなっていました。その帯は、神様に属するイスラエルを象徴しています。帯が人の腰に締められるように、神様はイスラエルを神様の所有とされ、神様の名となり、名誉となり、栄えとされました。彼らが神様の帯となり、いつも主と共にいて、その栄光を現わす道具になったのは、大きな恵みです。しかし彼らは傲慢になり、祝福を担うことができませんでした。その大いなる恵みに感謝せず、自分が優れていると勘違いしました。彼らは、神様の御言葉を聞くことを、拒みました。心がかたくなになり、他の神々に仕えました。その結果、彼らは捨てられた帯のように腐り、何の役にも立たなくなりました。傲慢は人のたましいを腐らせ、何の役にも立たない存在にしてしまいます。主の恵みを担おうとするなら、生涯、傲慢に警戒し、悔い改めなければなりません。
 神様は、「すべてのつぼには酒が満たされる。」と言われました。それは、ユダの民が神様の怒りの杯に酔いしれ、戦いを逃れることができなくなる、という災いの警告でした。その日、彼らは互いに衝突し、互いに傷つけるようになります。最も愛さなければならない父と子どもさえも、互いに争うようになります。傲慢な人々は、いつも互いに争い、互いに深く傷つけ合います。神様は傲慢な者を憐れまれません。傲慢の結果は、滅亡です。

祈り:主よ!私がいつも傲慢を悔い改めて、役に立たない者にならず、主の恵みを担うことができるように助けてください。

一言:傲慢になれば、何の役にも立たない人になる


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