エレミヤは国中の争いの相手、けんかの相手となりました。彼は貸したことも、借りたこともないのに、人々は彼を呪っていました。彼が神様の御言葉をそのまま伝えたからです。神様の御言葉を伝えたために、人々から憎まれ、呪われたエレミヤの心はどれだけ傷ついたのでしょうか。神様は、このようなエレミヤを慰めてくださいました。「必ずわたしはあなたを解き放って、しあわせにする。必ずわたしは、わざわいの時、苦難の時に、敵があなたにとりなしを頼むようにする。」「わたしはあなたを、この民に対し、堅固な青銅の城壁とする。彼らは、あなたと戦っても、勝てない。わたしがあなたとともにいて、あなたを救い、あなたを助け出すからだ。」神様の御言葉を伝えたため、拒まれ、憎まれることがあっても、落胆してはいけません。なぜなら神様が私たちの救いとなり、勝利となってくださるからです。
　エレミヤは、彼を憎み、呪う人々と争いませんでした。さばきと報復を神様にゆだね、自分の痛みを主に訴えました。彼が苦しみと傷ついている中でも、落胆せずに、御言葉の御業を担うことができた秘密はどこにあるのでしょうか。彼には、人々が知らない楽しみと喜びのみなもとがありました。福音を伝える者が楽しみもなく喜びもなしに、苦しみだけを受けなければならないのなら、誰もその道を行こうとはしなかったと思います。しかし私たちには、楽しみと喜びの秘密があります。神様の御言葉は楽しみの泉の水であり、喜びの糧です。御言葉を通して、楽しみの泉の水を飲み、喜びの糧を得る時、御言葉による痛みに打ち勝つことができます。

祈り：主よ！私が、御言葉の与える楽しみと喜びの力で、苦難に打ち勝つことができるように、助けてください。

一言：御言葉は、私の喜びのみなもと