聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2012]

2012年 06月 02日 (土)

エレミヤ17:5-14
主を頼みとする者

 人間に信頼し、肉を自分の腕とし、心が主から離れる者は呪われます。その人は荒地のむろの木のように、しあわせが訪れても合うことはなく、渇き一人淋しくなります。主に信頼し、主を頼みとする者はどうなるのでしょうか。その人は水のほとりに植わった木のようになります。水のほとりに植わった木は流れのほとりに根を伸ばし、暑さが来ても暑さを知りません。葉は茂って、日照りの年にも心配ありません。いつまでも実をみのらせます。私たちが誰を信頼するのかによって、荒地のむろの木になったり、水のほとりに植わった木のようになったりもします。自分の人生が淋しく、渇いているのなら、それは、その人が神様の代わりに、人を信じて頼っているからです。人に頼ることは、今は良く、助けになることもあります。しかし人に信頼すると、神様から離れるようになり、私たちの人生は次第に渇き切って行きます。神様はいのちの水の泉です。神様に頼るなら、いのちの水を受け、いつも青々とした人生、生命力のある人生、実を結ぶ人生を生きることができます。
 万物より偽りがあり、ひどく腐敗したものが人の心です。人の心は、信頼できる価値がありません。賢く、美しい人の中にも、偽りと不義があります。自分は恵みに満ち溢れているからといって、自分の心を信じてはいけません。心は一瞬のうちに、偽りと罪によって腐敗することもあります。私たちは自分の心を知ることもできません。ただ、神様だけが私たちの心を知っておられます。神様は人の心を探り、思いを調べ、それぞれの生き方により、行ないの結ぶ実によって報います。私たちが信じる対象は、ただ神様だけです。

祈り:主よ!私が神様に信頼することによって、みずべに植わった木のように、祝福された人生を生きるように、助けてください。

一言:私の心は信じない


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