聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2012]

2012年 06月 04日 (月)

エレミヤ20:1-13
燃えさかる火のようになり

 エルサレム神殿の最高責任者であるパシュフルがエレミヤを打ち、足かせにつなぎました。エレミヤが主の宮で、神様がエルサレムに下される災いを、預言したからでした(19:14,15)。エレミヤは足かせから解かれるとすぐに、その場で神様の御言葉を伝えました。「主はあなたの名をパシュフルではなくて、『恐れが回りにある』と呼ばれる。」パシュフルは「平安」という意味です。パシュフルは平安を予言しました。しかし神様から離れた生活に平安があるのは、偽りです。将来、エルサレムはバビロンに捕らえられて行きます。パシュフルは、愛する家族と友と共に、捕虜として連れて行かれます。神様との和解が真の平和です。神様のない生活には、恐れしかありません。福音伝道を迫害する者は、周りから恐れを受けるようになります。
 エレミヤは主の御言葉を伝えてから笑い者になりました。一日中、そしられ、あざけられました。人々から退けられながら、御言葉を伝えることを、誰が喜ぶのでしょうか。エレミヤも辛く思ったことでしょう。ところが彼がなぜ、迫害の中でも、御言葉を伝えずにはいられなかったのでしょうか。その心の中が火がついたように熱くなったからです。神様の御言葉が彼のうちで、燃えさかる火のようになりました。御言葉の火が彼の骨の中に閉じ込められていました。そのため、御言葉を伝えずにはいられなくなりました。神様の御言葉は燃え上がる火のようです。御言葉の炎に捕らえられ、燃えさかっている人は誰も止めることができません。

祈り:主よ!私も神様の御言葉にとらえられ、燃え上がる情熱で、御言葉を伝えるように助けてください。

一言:御言葉は燃え上がる炎


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