聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2012]

2012年 06月 06日 (水)

エレミヤ23:1-8
正しい若枝

 神様はイスラエルの民の上に王をお立てになりました。彼らは神様の民を牧する牧者たちです。神様の牧場で羊たちを牧する指導者として生きることは、大きな恵みです。神様の羊たちを牧する牧者の生活には栄光があります。ところがユダヤの王たちは、この恵みを担うことができませんでした。神様は、このようなユダヤの王たちに怒りを下らせました。彼らはその悪行にふさわしい罰を受けるようになります。神様は、「わたしの群れの残りを、わたしが追い散らしたすべての国から集め、もとの牧場に帰らせる。彼らは多くの子を生んでふえよう。」と言われました。牧者たちを立て、彼らを牧させます。彼らは二度と恐れることなく、おののくことなく、失われることもありません。羊の群れの指導者として立てられることは、決して小さな恵みではありません。その恵みを自分勝手に担おうとするなら、罰を受けます。指導者としての祝福が他の人に移されます。
 神様は、時になると、ダビデに一つの正しい若枝を起こさせます。彼は知恵の王として、公義と正義を行ないます。その日、ユダヤは救われ、イスラエルは安らかに住むようになります。その王の名は、「主は私たちの正義」と呼ばれます。イスラエルは、その王によって、散らされた全ての地方から戻って来るようになります。この王は、神様が人々のために遣わされたキリストです。この世の不完全な指導者たちは民たちに苦しみを与えます。しかしイエス様は違います。イエス様は完全な義と公平と知恵によって、私たちを治め、救ってくださいます。イエス様は、私たちの本当の望みです。

祈り:主よ!不義の指導者が満ちている世の中で、イエス様に治められる幸いな羊になるように、助けてください。

一言:イエス様だけが本当の王



2012年 06月 07日 (木)

エレミヤ23:9-24
汚れた預言者たち

 エレミヤは主の御言葉によって、心は砕かれ、骨はみな震えました。その地に姦通が満ち、地はのろわれて喪に服し、乾ききったからです。ここには、預言者と祭司たちの罪が大きく現れています。彼らは神様の近くで仕える、特別な恵みを受けました。ところが彼らは汚れていました。神様を恐れ敬わない不敬虔な者たちでした。サマリヤの預言者たちはバアルによって預言し、民たちを惑わしました。エルサレムの預言者たちは姦通し、悪を行なう者どもの手を強くしました。彼らは誰ひとり悪から立ち帰ることができませんでした。結果的に、神様の民がソドムやゴモラのように堕落して行きました。汚れが預言者たちから出て、全土に広がって行きました。神様は彼らに苦よもぎと毒の水を与えられました。神様のしもべが神様に近づいて行った時、その中からいのちが流れ出て、全土で祝福となります。霊的な指導者が神様から遠ざかるなら、全土を腐敗させる悲劇の主人公になります。
 にせ預言者たちは神様を侮る者に向かって、「あなたがたに平安がある」と告げました。彼らの言葉は主の口から出たのではなく、自分の心の幻から出た偽りのことばでした。彼らは自分勝手に走り回り、預言しました。しかし主の会議に参加しなかった彼らが、神様の言葉を話すことはできませんでした。自分の熱心だけでは、主の言葉を伝えることはできません。まず主に会って、御言葉を聞く者が、神様の御言葉を伝えることができます。私たちは日々、主の会議に参加して、主に会う時間を持たなければなりません。

祈り:主よ!私が自分の言葉を話さずに、主から聞いた御言葉を伝える真実なしもべになるように助けてください。

一言:主の御言葉をまず聞こう


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