聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2012]

2012年 06月 08日 (金)

エレミヤ24:1-10
良いものにしよう

 ネブカデレザルがエルサレムを攻めて、ユダの王エコヌヤと、つかさたちや、職人や、鍛冶屋たちをバビロンに連れて行った後でした。神様はエレミヤに二かごのいちじくを見せてくださいました。一つのかごは非常に良いいちじくであり、もう一つのかごは非常に悪いいちじくでした。非常に良いいちじくはバビロンに連れて行かれたユダの捕虜たちでした。彼らは今、エルサレムを離れて見知らぬ異邦人の地に連れて行かれました。彼らは懲らしめを受けて、悲しく、不幸な人々に見えました。しかし神様は、「この良いいちじくのように、良いものにしよう」と言われます。神様は、もう一度彼らを約束の地に導かれ、彼らを建て直し、倒れないように植えて、もう引き抜かないと言われました。神様を知る心を与え、心から主に立ち帰るようにされます。神様との契約関係を回復させてくださいます。懲らしめを受けて低くなったのが、悪いことではありません。試練に会ったからと言って、自分の身の上を悲観してはいけません。懲らしめを通して心を低くして、神様に立ち帰るなら、神様は彼らを良いものにしてくださいます。良いいちじくのように、良い実を結ばせてくださいます。懲らしめを受けて低められる時、良いものになる望みを持たなければなりません。
 悪いいちじくは、エルサレムに残った人々と、エジプトの地に逃れて行った人々です。彼らは、バビロンに連れて行かれた人々と比べて見ると、安全で良いように見えます。しかし神様は彼らに患難を与え、追い出し、辱めと嘲笑と呪いをくだされます。その地で、滅びるようになります。今は苦難がないと喜んではなりません。苦難のない生活に成長もなく、実もありません。

祈り:主よ!私が低くなると、主が良いものにしてくださることを望み、耐え忍ぶように助けてください。

一言:望みをくださる神様


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