聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2012]

2012年 06月 17日 (日)

エレミヤ42:1-22
エジプトへ行ってはならない

ネタヌヤの子イシュマエルが、バビロンの王が立てたユダの総督とバビロンの兵士たちを殺してアモン人の所に逃げて行きました(41:2,3,15)。ユダの地に残っている者たちはバビロンの報復を恐れ、エジプトに行こうとしました。彼らはエレミヤに、神様の御心を尋ねる祈りを求めました。十日後、神様はエレミヤを通して、その地にとどまるように、方向をくださいました。「あなたがたが恐れているバビロンの王を恐れるな。・・・わたしはあなたがたとともにいて、彼の手からあなたがたを救い出すからだ。」神様は、バビロンの王が彼らを憐れむように、されます。しかし彼らがエジプトに行くことにこだわるなら、剣とききんと疫病が彼らとともに行きます。彼らは恐れから逃れる場所を探します。エジプトのような目に見える所が安全に見えるでしょう。しかしこの世のどこに行っても、本当の避難場所はありません。神様に逃れることが、最も安全です。恐れの状況から逃れずに、御言葉を信じて、中心を守ることが最も安全な救いの道です。
 民たちは、主の御言葉通りに行なうかのように、言いました(5)。その御声が良くても、悪くても、それに従うと、信仰の告白をしました(6)。ところが実際には、すでにエジプトに下って行こうと心に決めていました。彼らは自分の心をあざむくうそつきでした。エレミヤは、彼らがエジプトに行って受けるわざわいをはっきりと警告しました。信仰告白が良いからといって、信仰人ではありません。真の悔い改める生活を通して、自分の心を欺かない真の信仰の実を結ばなければなりません。

祈り:主よ!恐れの現実から逃れず、神様に逃れる真の信仰を持つようにしてください。

一言:避け所は、神様だけ


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