聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2012]

2012年 06月 18日 (月)

エレミヤ50:1-32
バビロンは捕らえられた

 神様は、ご自分の民を懲らしめるために、強大国バビロンを用いられました。当時、バビロンは世界を制覇した最強国家でした。ところが、エレミヤはこのようなバビロンの滅亡を預言しました。バビロンは捕らえられ、その神々ははずかしめられ、砕かれます。北から来た国がバビロンを攻め、荒れ果てさせます。その日、イスラエルとユダの民は泣きながら、立ち帰り、とこしえの約束によって主とつながるようになります。バビロンの降伏は、神様の民の回復を象徴します。彼らは主に罪を犯し、失われた羊たちのように安らぎを得る所がありませんでした。散らされた羊のように、異邦の王たちに食べられました。主はバビロンの王を罰し、ご自分の民を救ってくださいます。世の強大国は栄枯盛衰を経ます。世界を征服した国々は、結局は衰え、消え去りました。しかし神様の民は違います。神様の民は罪によって懲らしめを受けますが、必ずもう一度回復します。世の国は終わりがありますが、神様の御国は永遠に続くからです。
 バビロンの滅亡の原因は何でしょうか。彼らはイスラエルの主に向かって高ぶっていたからです(29)。彼らが世界を征服したのは、神様が彼らをさばきの鉄槌として用いられたからです(23)。彼らはこのことを知り、謙遜にならなければなりませんでした。しかし彼らは、自分たちが強かったので勝ったと勘違いをし、偶像崇拝をし、主に敵対しました(31)。神様はこのような彼らを罰せられます。傲慢なバビロンは引き倒され、再び起き上がることはできません。傲慢な者は必ず倒されるようになります。心の高ぶりは滅びに至ります。

祈り:主よ!滅亡に向かって行く世をうらやましく思わず、主の御国を望んで生きるように、助けてください。

一言:バビロンから逃れよ


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