聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2023]

2023年 12月 12日 (火)

エレミヤ書 17:1-27 (7)
主を頼みとする

 世の中には人間に信頼し、肉なる者を自分の腕とし、思い通りに生きようとする人が多くいます。彼らは神様に頼らず、財産と自分に頼ります。彼らはいつも自分が正しく、全てのことがうまく行くかのように思います。しかし心が神様から離れた人はのろいを受けるようになります。このような者の実際の生活は荒れ地の灌木のように乾き、偽りとなり、腐敗します。また結局は虚しく土に帰るようになるのです。いのちの水の泉、神様を捨てたからです。

 世の中では、神様に信頼し、信仰によって生きる者を愚かな者と考えます。しかし本当に祝福される者はいつも全能なる神様に信頼して信仰によって生きる者です。このような者はまるで水のほとりに植えられた木のようです。その人生は神様の御言葉に深く根を下ろし、養分を吸収することでいつでも生命力に満ち溢れています。どんな人生の嵐が来ても、ゆれ動きません。時がくると美しい実を結びます。本当に神様に信頼する者の人生は、どれだけ祝福された人生でしょうか。

 人の心にあるものは誰も知りません。しかし、心をご覧になる方がおられます。その方は主です。主は、人の心を探り、思いを調べ、それぞれその生き方により、行いの結ぶ実によって報いる方です。主の御前では、私たちの心にある、ねじ曲がっている部分を隠すことはできません。人に見えないからと言って、主にまでも隠せると思ってはいけません。私たちは、主の御前で正直に、素直に生きるべきです。ねじ曲がり、癒しが必要な心を持っている自分を認め、心からきよめられるようにしなければなりません。私たちの心は、キリストイエスの血潮による救いの力と御言葉と聖霊によってのみ、きよめられます。



祈り:主よ、私が口先だけで、主よ!主よ!と言わず、心から主に信頼し、信仰によって生きるように助けてください。水のほとりに植えられた木のように、祝福された人生を生きるように、助けてください。

一言:主に信頼する者には祝福がある


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