聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2024]

2024年 02月 18日 (日)

エレミヤ書 31:1-22(2)
荒野で恵みを見出す

 主は、「荒野で恵みを見出すようになる」とおっしゃいます(2)。荒野というのは、最も恵みを受けにくい場所です。水もなく、草木もなく、獣に襲われるかもしれない危険な場所です。そのような荒野で恵みを見出すようになるのです。神様は、荒野に出て行ってそこで休みを得るようにとさえ言われます。バビロンの捕虜として生活することは、荒野で生活するように厳しく、屈辱的なものに見えます。しかし、神様が共にしてくださる所が恵みの場所であるのです。荒野が、神様の愛と力を体験する場所となります。

 もともと神様は、イスラエルを永遠の愛で愛してくださいました(3)。それで異邦人の捕虜となった彼らをもう一度建て直してくださいます。神様はサマリアの山々とエフライムを美しく回復してくださいます。その時、彼らのたましいは潤った園のように、豊かに回復します。過去彼らは子どもを失った女のように泣きましたが、今は、いなくなった子どもたちを神さまが帰らせてくださいます。彼らは懲らしめを通して、自分たちがくびきに慣れない子牛のようであったことを顧みました。神様は彼らを責めましたが、実は彼らのことを深く考え、大切に思われました。捕らえられた者が立ち帰る時、ユダは義の住みか、聖なる山になります。疲れたたましいは潤され、しぼんだたましいは満たされます。神様が恵みを施してあわれんでくださるので、苦難は終わり、涙を流した過去は思い出しません。私たちは、神様の懲らしめを受ける時にも、荒野にいるような思いをしている時にも、望みを持たなければなりません。私たちは神様の子どもなので、回復する望みがあるのです。



祈り:主よ、楽で心地よい生活を求める自分がいます。しかし荒野に出ていかなければ知ることのできない神さまの愛、神様の力というものがあることを学びます。荒野にいても、主の中で休んで平安でいられることを感謝します。

一言:荒野で休みを得る



2024年 02月 19日 (月)

エレミヤ書 31:23-40(33)
わたしの律法を彼らのただ中に置き

 31章は、エレミヤ書の中だけでなく旧約聖書全体においても、最も大事な章だと言われています。なぜなら、「新しい契約を結ぶ」という、新約への預言がなされているからです。

 23-30節は、ユダ回復への希望の御言葉です。バビロンに捕虜として捕らえられ、70年間苦労しますが、神様はイスラエルを再び帰らせてくださいます。その時、神様は疲れたたましいを潤され、すべてのしぼんだたましいを満足させます。希望の御言葉を聞いて、エレミヤの眠りは心地よくありました。神様は再びイスラエルを選ばれた民に立てられます。

 31-40節は、イエス様を通して成就される新しい契約についての御言葉です。新しい契約は古い契約とどのように違いますか。第一に、聖霊様が主の律法を私たちの心の板に書き記し、永遠に壊れません。なぜなら、聖霊様が私たちの心に臨まれ、神様を知らせ、神様を体験させて下さるからです。その結果、どんな立場にある人でも、神様を深く知って、深く交わることになります。第二に、主は罪を再び思い起こされません。新しい契約はどんな罪でも、悔い改めるなら神様のあわれみによって赦してもらえます。その赦しは永遠のものです。罪の赦しの新しい道が開かれました。新しい契約をくださる方は全能の創造主、神様です。この神様が約束を成就され、エルサレム城を再建されます(38-40)。



祈り:イエス様が血を流されることで私の内面の罪の問題を解決してくださり感謝します。この恵みを忘れないで、心から主に仕えることが出来るように助けてください。

一言:主の律法が書き記された心


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