聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2014]

2014年 09月 05日 (金)

エゼキエル1:1-28
主の栄光のかたち

1.神様の幻を私に現れた(1-21)
 祭司エゼキエルはエホヤキン王と共にバビロンに連れて行かれました。ユダは深いやみと絶望に陥っていました。その時、カルデヤのケバル川のほとりで、天が開け、神様の幻がエゼキエルに現れました(1)。エゼキエルは光輝く雲の中で、四つの生き物の幻を見ました。彼らはそれぞれ前後左右に四つの顔を持っていましたが、それは神様の摂理と監視がどこまでもあることを意味します。また、四つの生き物の姿は、燃える炭とたいまつのようでしたが、それは聖潔を意味します。輪は神様の摂理を現わしますが、4つの輪の形と作りがよく似ていて、緑柱石のようであるのは、神様の摂理が海のように深いと言う意味です。輪は、生き物が進む通りに進み、生き物は輪の中にある霊が行かせる所に行きました(20)。これは、世の全てのことが、神様の御旨によって主管されていることを、指しています。
2.主の栄光のかたち(22-28)
 その時、エゼキエルは大空のはるか上のほうにある王座に着座された神様を見ました。彼が見た王座は、栄光と恵み、勝利と統治、さばきの王座でした。エゼキエルが見たこの幻には、どんな意味があるのでしょうか。それは、ユダそして全世界が、実はバビロンによって左右されているのではないということです。そうではなく、高い王座に着座された神様が、その御旨と摂理の通りに、歴史の輪を回しておられるのです。神様は、霊的な世界と全世界を、御旨のまま統治される方です。

祈り:主よ!絶望の中でも、神様の幻を見せてくださることを感謝します。絶望しているこの民に、神様の幻を見させてください。

一言:神様の栄光のかたち


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