聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2014]

2014年 09月 06日 (土)

エゼキエル2:1-3:3
あなたはわたしのことばで語れ

1.聞いても、聞かなくても、語れ(2:1-7)
 エゼキエルは神様の召されを受け、御言葉のしもべとして民たちに遣わされるようになりました。しかし、エゼキエルが御言葉を宣べ伝えなければならない民は、神様にそむいた反逆の国民でした。彼らはあつかましくて、かたくなで、真理の御言葉を捨て、好き勝手に歩みました。彼らに御言葉を宣べ伝えることは、あざみといばらがいっしょにあって、さそりの中に住んでいるように、恐ろしいことです。しかし、神様はエゼキエルに、「彼らを恐れるな。彼らのことばを恐れるな。」と言われました(6)。彼らが聞いても聞かなくても、神様の御前で、絶対的な姿勢で御言葉を語れ、と言われました(8)。そうした時、彼らのうちに預言者がいることを、彼らも知るようになります。
2.この巻き物を食べよ(2:8-3:3)
 神様のしもべは、その時代の反逆した民の罪に、流されてはいけません。そのために、日々、神様がくださる御言葉を頂き、食べなければなりません。心と考えが、完全に神様の御言葉で満たされなければなりません。エゼキエルが神様のくださる御言葉を見ると、哀歌と、嘆きと、悲しみの言葉で書かれてあり、受け入れづらいものでした(10)。しかし、エゼキエルは神様が命じられた通りに、御言葉の書かれた巻き物を受け取って食べました。すると、その御言葉は考えていたこととは違い、蜜のように甘いものでした。
 神様の御言葉を、蜜のように甘く受け止め、心に刻む者は、どんな試練と苦難の中でも屈しない信仰の勇気と力を得ます。この御言葉を守る人が、最後まで使命を担うことができます。

祈り:主よ!神様の御言葉を私にください。

一言:聞いても、聞かなくても


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