聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2014]

2014年 09月 10日 (水)

エゼキエル9:1-11
嘆き悲しんでいる者

1.憤りを注ぎ出される神様(1-11)
 預言者エゼキエルは幻のうちに、破壊する武器をおのおの手に持っている使いを見ました。神様は、殺略する力を持った人々に、町を巡らせ、惜しんだり憐れんだりせずに、年寄りも、若い男も、若い女も、子どもも、女たちも殺して滅ぼせと命じられました(5)。また、「宮を汚し、死体で庭を満たせ。」と言われました。神様は、罪と不法で満ちているその町に憤りを注ぎ出されました(8)。神様は憐れみ深く、長く耐え忍ばれる方ですが、最後まで神様を軽んじる者には、公義のさばきで憤りを注ぎ出される方です。神様がさばきの憤りを注がれる前に、私たちは悔い改めなければなりません。
2.しるしのついた者には近づいてはならない(4,6)
 神様は、さばきの御使いたちにさばきを命じられる前に、書記の筆入れを持っている御使いに、「町の中、エルサレムの中を行き巡り、この町で行なわれているすべての忌みきらうべきことのために嘆き、悲しんでいる人々の額にしるしをつけよ。」と命じられました。(4)。そしてさばきの御使いたちに、「あのしるしのついた者にはだれにも近づいてはならない。」と言われました。しるしのついた者とは、罪の時代に逆らって戦い、信仰の純潔を守った人々です。彼らは、その時代に残った者であり、神様の御前で宝のような存在です。神様は、いくら堕落した時代であっても、自分の罪と兄弟たちの罪のために、また、時代の罪のために、嘆き悲しみ、悔い改める人に注目され、保護してくださいます。

祈り:主よ!私が自分の罪と兄弟たちの罪のために嘆き、涙を流す者になるように、助けてください。

一言:悲しむ者はさいわいです


<<(1)    前のページ(5)    6    次のページ(7)    (17)>>

聖書別日ごとの糧