聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2014]

2014年 09月 20日 (土)

エゼキエル37:1-14
干からびた骨が集団に

1.干からびた骨が満ちた谷間(1-6)
 エゼキエルは、ある谷間で、干からびた骨が満ちていたのを、見ました。干からびた骨は蘇生する可能性が全くない、最も絶望の状態を現わしています。この干からびた骨は、バビロンで捕虜生活をしているイスラエル人でした(11)。イスラエルは、自分たちの罪によって、神様から捨てられました。彼らは全ての望みと意欲を喪失し、干からびた骨のように、絶望の状態にいました。彼らが新しいイスラエルを再建することは、到底不可能なことでした。干からびた骨が満ちた谷間は、すなわち、この世の絶望的な状態を現わしています。罪とあやまちによって、人は生気を失い、望みを失いました。また、人の力では、いくら努力をしても、絶望の状態から抜け出すことはできません。
2.干からびた骨を集団に変えた神様(7-14)
 神様はエゼキエルに、「干からびた骨に御言葉を預言せよ。」と言われました。エゼキエルが御言葉に聞き従って預言した時、骨と骨が動いて互いにつながり、その上に筋がつき、肉が生じ、皮膚がその上をすっかりおおいました。ところが、その中に息はありませんでした。しかし、エゼキエルが預言した時、四方から息が吹いて来て、彼らの中に入って行くと、すぐに彼らは生き返り、非常に多くの集団になりました。神様は、罪と咎によって死んだ者であっても、御言葉と息で生き返らせてくださいます。神様は彼らを起こされ、神様の集団になるようにしてくださいます。神様の御言葉には、死んだ者を生き返らせる偉大な力があります(ヨハ5:25)。神様には、干からびた骨であっても、望みがあります。

祈り:主よ!罪と咎によって死んだ私を生き返らしてくださる神様を賛美します。御言葉の息よ、吹いて、罪によって死んだ人々を生き返らせてください。

一言:四方から息よ、吹いて来なさい


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