聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2018]

2018年 12月 09日 (日)

エゼキエル書31:1-18(10)
倒れた杉の木

住むほど、アッシリヤはその豊かさと莫大な財宝で、巨大な帝国となっていました。神の園の杉の木も比べ物にならないほどで、神の園にあるどの木も、その美しさにはかなわないほどでした。美しくて巨大な杉の木のようだったアッシリヤはとこしえに続きそうでした。
 しかし、栄華の頂点に立っていたアッシリヤでしたが、その心はおごり高ぶってしまい、神である主の裁きを招いてしまいました。主は他国人、最も横暴な異邦の民であるバビロンに、この巨大な杉の木を切り倒し、捨てるようにされました。この美しくて巨大な杉の木の枝はすべての谷間に落ち、その大枝はこの国のすべての谷川で砕かれました。反面、エデンのすべての木は、この高ぶりの杉の木が、自分たちのように低くされることをみて、地下の国で慰められました。このようにパロとそのすべての大軍は、破滅と滅亡の道をたどることになります。なぜなら、エジプトもアッシリヤのように栄華を極めましたが、主の御前で高慢だったからです。自分に影響力があり、自分のたけが高くて雲の中にそびえ、自分の美しさとその香りが杉の木のようであるとき、そのときこそ、倒れ、砕かれることをしっかり知っておかなければなりません。滅亡は一瞬で起きます。心高ぶった人間には、死しかありません。神である主の前で、謙遜に頭を下げるべきです。

適用:自分の枝は美しく、たけは雲の中にあるほど高いと思っていますか

一言:心の高ぶりを警戒しなさい


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