聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2009]

2009年 03月 01日 (日)

ダニエル書7:1-28
ダニエルが見た幻

Ⅰ.四頭の獣の幻(1-14)
 ダニエルは夢を見て幻が浮かびましたが、獅子、熊、ひょう、恐ろしい姿をした獣の四頭が海から上がって来ました。特に第四の獣の姿は恐ろしく獰猛で十本の角を持っていました。ダニエルは、また昔からいつもおられた方が御座に着かれたのを見ました(9)。その方の衣は雪のように白く、頭の毛は羊の毛のようであり、その御座は火が川のように流れ出ていました。その方がさばかれると、第四の獣は殺され、燃える火に投げ込まれました(11)。またダニエルはいつもおられる方が人の子のような方に、永遠の主権と光栄と国が与えられるのを見ました(14)。
Ⅱ.幻に対する解き明かし(15-28)
 ダニエルは御使いを通して幻の意味を悟るようになりました。第四の獣は地上の第四の国で、全土を支配する帝国を意味します。十本の角はこの国から現われる十人の王を意味し、その後に現われた小さな角は将来一人の傲慢な王が現われ、いと高き神様に逆らい、聖徒たちを苦しめることを意味します(25)。しかしさばきが始まると、彼は滅ぼされ、天下の国々の権威は神様の民に与えられるのです。その国は永遠の国であり、世の権威は神様に仕えるのです(27)。外側から見ると、世の国々は強大国によって左右され、神様に敵対する者たちが権威をにぎっているようです。しかし世の歴史を主管され、さばかれる方は神様です。

祈り:主よ!私が世の歴史の主管者である神様を信じます。今神様のさばきを意識して生きることができるように助けてください。

一言:世の歴史の主管者神様


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