聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2009]

2009年 03月 02日 (月)

ダニエル書8:1-27
雄羊と雄やぎの幻

Ⅰ.雄羊と雄やぎの幻(1-14)
 ベルシャツァル王の治世の第三年に、ダニエルに再び幻が現われました。二本の角を持った雄羊が好き放題に振る舞い、自ら強大になっていきました。ところが目と目の間に大きな角を持った雄やぎが西から登場し、雄羊を一撃で打ち殺しました。その後、雄やぎが強くなり、目と目の間にあった大きな角が折れ、その代わりに四本の角が生え出ました(8)。そのうちの一本から、また小さな角が出て、天の軍勢に達するほど大きくなり、星の軍勢のうちの幾つかを地に落として、ほしいままにふるまい、神様に敵対し、常供のささげ物を取り上げ、その聖所の基をくつがえしました(11)。
Ⅱ.御使いガブリエルの解き明かし(15-27)
 ダニエルが幻の意味を知ろうとした時、御使いガブリエルが現われて解き明かしてくれました。この幻は将来起きる二つの国に関する幻でした。角を二本持った雄羊はメディヤとペルシャの王を指し、毛深い雄やぎはギリシヤの王を指します(21)。目と目の間に生え出た大きな角はアレキサンダー大王を意味し、小さい角の一本はシリヤの王であるアンテオクス・エピファネスを指します。彼は悪巧みで、権威が強く、心は高ぶり、神様に敵対するのです(25)。しかし結局は神様の怒りを受け、滅亡するのです。世の中には神様に敵対し、高ぶる国々と人々が多くいます。しばらくの間、権力を振りかざし、勢力をつかんだかのように思えます。しかし神様に敵対する者たちは結局滅びるようになるのです。

祈り:主よ!私が強大国の王たちのように、自分の能力を誇り、神様に敵対する時が多くあります。謙遜に生きるように助けてください。

一言:神様に敵対すれば、必ず滅びる


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