聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2009]

2009年 03月 05日 (木)

ダニエル書11:1-45
南の王と北の王の戦い

Ⅰ.エジプトとシリアの戦い(1-19)
 御使いはダニエルにこれから起こることを知らせてくれました。ギリシャの国から一人の権力ある王(アレクサンダー大王)が起きて、大きく強くなりましたが、国が四方に分割されるのです(4)。その後、南の王国(エジプト)と北の王国(シリア)の間に熾烈な戦いが続きます。二つの国は和親条約を結んだり、戦争したり、絶えず勢力争いを起こすのです。
Ⅱ.卑劣な王(20-45)
 一人の卑劣な者(アンテオクス・エフィファネス)が北の王国の王となります
が、彼は大きな悪を行ないました。彼は巧言を使って、王権を固くし、他の国々をだまし、覇権者として君臨するようになるのです(21)。彼は特にエルサレムの主の宮に対して多くの悪を行いました。彼の軍隊は聖所を汚し、常供のささげ物を取り除き、荒らす忌むべきものを据えたのです(31)。彼は自分がすべての神々より大きいと大口をたたき、神様に敵対し、結局悲惨な最後を迎えるようになりました(36)。南の王国と北の王国は世の国々を代表します。世の国は絶えず軍事力を誇り、戦かったり、和親条約を結んだりもします。また卑しい王のように傲慢で、神様に敵対したりもします。しかし世の中の歴史を根本的に主管される方は神様です。私たちはこの神様に忠実に生きなければならないのです。

祈り:主よ!世の国は絶えず勢力争いをし、神様に敵対します。私が神様に御前で謙遜に生きるように助けてください。

一言:神様の御前で謙遜に生きます


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