聖書別日ごとの糧   >>   ヨエル書[2006]

2006年 04月 07日 (金)

ヨエル書1:1-20
ああ、その日よ


Ⅰ.喜びが消えうせた(1-12)

 預言者ヨエルは、いなごの災難を通して神様のさばきを警告しながら民たちの食い改めを促しています。そしてこれを後の世代にまで伝えよといいます。「かみつくいなご」「いなご」「ばった」「食い荒らすいなご」はいなごのほかの表現として、繰り返されるいなごの災難を指します。いなごの群は、まるで数多い軍隊のように群がって来て、ぶどうの木を滅ぶし、いちじくの木などすべての枝を白くむき出しにしてしまいました。畑は荒れ果て、土地は干からび、穀物は枯れてしまいました。これによって倉庫は空になり、牧畜は嘆き、羊たちは草がなく疲れ果てました。神様にささげるささげ物まで断たれてしまいました。「ささげ物が断たれた」とは、神様との関係性が断ち切られたことで、神様がくださる喜びと祝福も断ち切られたことです。全ての喜びは消え去り、悲しみだけが残りました。それは処女が若い時に婚約した夫を失って、悲しむことのようです。

Ⅱ.私はあなたに呼び求めます(13-20)

 その日、主のしもべたちは荒布をまとっていたみ悲しまなければなりません。全ての民を神様の宮に集め、神様に叫び求め、悔い改めの祈りをささげなければなりません。罪をいたみ悲しみ悔い改めることだけが救いに至る道です。「その日」はさばきの日でもありますが、悔い改める者には救いの日です。神様は悔い改める者を憐れんでくださり、喜びと楽しみを回復してくださいます。


祈り:主よ!神様のさばきは全ての喜びを消え去らせることを知っています。私が日々主の日を覚え、生きるように助けてください。

一言:主の日を覚えよ


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