聖書別日ごとの糧   >>   ヨナ書[2006]

2006年 05月 01日 (月)

ヨナ書3:1-10
ニネベの悔い改め


Ⅰ.神様のさばきを伝えたヨナ(1-4)

 ニネベは行き巡るのに三日かかるほどの大きな町でした。ヨナは一日中歩き回って、「もう四十日すると、ニネベは滅ぼされる。」と叫びました。それは神様のさばきのメッセージでした。弱小国の青年がそのように大きな町に行って、それもさばきのメッセージを伝えることは決して容易なことではありません。しかしヨナは神様の命令に従いました。

Ⅱ.御言葉を聞いて悔い改めたニネベの民たち(5-10)

 ヨナがただ一日だけ御言葉を伝えただけなのに、ニネベの民たちはそれを心から受け入れました。民たちが神様を信じ、断食し、荒布をまとい、灰の中に座りました。そのことがニネベの王の耳に入ると、彼も荒布をまとい、灰の中に座りました。そして布告を出して、「人も、家畜も、荒布を身にまとい、ひたすら神にお願いし、悪の道を悔い改めよ。」と命じました。王を始め全ての民たちが暴虐な行ないを捨て、神様の憐れみを切に願い求めました。神様は彼らが悪の道から立ち返るために努力していることをご覧になり、彼らにわざわいを下されませんでした(10)。悪を行なった者は神様のさばきから逃れることはできません。しかし神様の御言葉を心から受け入れ、嘆き悲しみ、悔い改める者は、条件なしに赦してくださいます。

 救いは聖なる行ないによってではなく、真実に悔い改めることによって、得られるものです。


祈り:主よ!悔い改める者を赦される愛に感謝します。私が悪い道から離れるので、赦してください。

一言:ニネベの人々も悔い改める


<<(1)    前のページ(2)    3    次のページ(4)    (4)>>

聖書別日ごとの糧