聖書別日ごとの糧   >>   ヨナ書[2010]

2010年 05月 30日 (日)

ヨナ書1:1-10
主の御顔を避けたヨナ

Ⅰ.主の御顔を避けたヨナ(1-3)
 紀元前八百年頃、北イスラエルの預言者ヨナに神様の御言葉が臨みました。当時強大国だったアッシリヤの首都ニネベに行って、さばきと悔い改めの復員を伝えよというものでした。しかしヨナは敵国の人々が悔い改めて救いを受けることを願いませんでした。またさばきの御言葉を伝えていて、どんな危険な目に会うかも知れませんでした。それでヨナは召されを避けて逃れようと、ニネベとは反対方向であるタルシシュへ向かう船に乗りました(3)。そしてさらに隠れようと、船底に降りて行きました。神様の御言葉を考えまいとぐっすり寝込みました。
Ⅱ.くじに当たったヨナ(4-10)
 しかし神様の御顔を避けた者の眠りが深いわけがありません。神様が生みに大風を吹きつけたからです。それで船は難破しそうになり、水夫たちは自分の神に向かって叫び、船を軽くしようと船の積荷を海に投げ捨てるなど、大騒ぎでした。このような中で眠っていたヨナも発覚しました。結局水夫たちはこのわざわいがだれのせいなのか知ろうとして、くじを引いて、ヨナがくじに当たりました。結局ヨナは、自分が神様の御顔を避けて者であることを告白するしかありませんでした(10)。神様のしもべは決して神様の召されから逃れることはできません。私たちは恐れ敬う心で、神様の召されに応じなければなりません。

祈り:主よ!私が狭い考えで世界宣教を命じられる主の召されを避けていた罪を悔い改めます。今聞き従います。

一言:神様の御顔を避けることができない



2010年 05月 31日 (月)

ヨナ書1:11-17
大きな魚を備えられた神様

Ⅰ.海に投げ込まれたヨナ(11-16)
 海がますます荒れてくると、ヨナは自分のせいで水夫たちが苦難を受けていることを知っていたので、自分を海に投げ込みなさいと言いました。水夫たちはそのように願っていませんでしたが、どうすることもできず、ヨナの言葉通りにしました。すると海は静かになりました(15)。これを通して水夫たちは神様を非常に恐れ、いけにえをささげ、誓願を立てました。神様は、自分の神々の名を呼んだ無知な水夫たちに、主だけが天地を創造された神様であることを、悟らせてくださいました。
Ⅱ.大きな魚を備えられた神様(17)
 海がますます荒れてくると、ヨナは自分の罪を悔い改め、神様の召されに聞き従おうと決心すべきでした。しかし彼は敵の町ニネベに行って悔い改めの福音を伝えることで彼らに救いを得させることよりは、むしろ海に投げ込まれて死んだほうがましだと考えました。彼はひどい強情者でした。このように強情で聞き従わない者は当然さばきを受けるべきです。しかし憐れみ深い神様は大きな魚を備え、彼をのみこませ、彼を救われました。それでもう一度、彼が魚の腹の中で悔い改める機会をくださったのです。神様は一度お選びになった者はどんな形であっても救おうとされ、ご自分の御旨をなされるのです。ヨナが三日三晩、魚の腹の中にいたことは、イエス様の死と復活に対するしるしです(マタ12:38-40)。

祈り:主よ!強情で不従順のかしらである私のような者にも望みを断ち切らずに悔い改めの機会をくださり感謝します。

一言:強情な者にも長い間耐え忍ばれる神様


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