聖書別日ごとの糧   >>   ミカ書[2014]

2014年 11月 04日 (火)

ミカ3:1-12
指導者たちの罪に対する神様のさばき

1.民を搾取する政治的な指導者たち(1-4)
 イスラエルの首領たちと、地方の官吏たちは、公義を捨てました。彼らは善を憎み、悪を愛しました。民たちを顧みずに、むしろ搾取しました。民の皮をはぎ、その骨から肉をそぎ取り、彼らの肉を食べ、骨を粉々に砕きました。
 そのような指導者たちによって、民たちは不幸となりました。民たちの心は狂暴になり、反抗的になりました。指導者たちの言葉を、ことごとく疑いました。不信仰な文化が蔓延しました。上流の水が澄んでいなければ、下流の水が濁るのは、当然のことです。
2.お金を愛する宗教指導者たち(5-12)
 当時、宗教指導者たちは報酬を得るために教え、預言者たちはお金を受け取ると、「万事うまく行く」と、にせの預言をし、お金がもらえないと、それを覆しました。それほど、お金を愛していました。それは、その時代の、一般的な風潮でした。それによって、彼らは霊的な目が暗くなり、幻を見ることができず、御言葉を理解できませんでした。霊的な分別力を失いました。彼らによって、シオンは畑のように耕され、エルサレムは廃墟となり、宮の山は森の丘となります。結局、指導者たちによって、民は不幸になり、国は滅びるようになります。民たちが幸福になるためには、指導者たちが、まず悔い改めなければなりません。指導者たちが公義を行なうなら、国は生かされます。

祈り:主よ!この国には、神様を恐れ、民たちに公義を行なう指導者たちが必要です。そのような指導者たちを立ててください。

一言:公義を行なう指導者


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