聖書別日ごとの糧   >>   ナホム書[2019]

2019年 10月 21日 (月)

ナホム書2:1-13(13)
私はあなたに立ち向かう

 BC612年頃、アッシリヤの首都ニネベは難攻不落の城でした。城壁の長さは13kmで、高さは30mでした。城壁の上は、6台の馬車がそろって走ることが出来る程広く、城の周囲を深さ18mの池が囲み、誰も侵入出来ない無敵の城でした。ここで、9節bを見ると「その財宝は限りない。あらゆる尊い品々が豊富だ。」とあります。当時、アッシリヤは残忍で悪名高い国でした。11,12節の雄獅子のように、雌獅子と子獅子の為に十分な獲物を引き裂き、かみ殺し、巣を獲物で満たしました。
 しかし、この城はどのようになりますか。1節を見ると破壊する者メディアのシアクレアとバビロン王ナボポラッサルが攻め上ってきます。アッシリヤがいくら塁を守り、道を見張っても破れます。メディアのバビロンの勇士たちが稲妻のように臨み破られます(3-5)。町々の門は開かれ、宮殿は消え去り、王妃は捕らえられて連れ去られます。強いアッシリヤが、なぜ、このように破壊、滅亡、荒廃して倒れたのでしょうか。神様が彼の敵対者となったからでした。ヨナ書によると、神様はニネベを愛し、ヨナを通して生きる道を与えて下さいました。それでは、どのように生きるべきでしょうか。神様の民となり、御言葉に従順になり、柔和に生きることです。ところが、彼らは神様の御恵みを忘れ、高慢になり、残忍になりました。彼の天下には敵対する者がいませんでした。その時、神様が彼の敵対者となり彼を打たれました。アッシリヤは歴史を統べ治めておられる神様、御恵みを施す万軍の主、神様のことを忘れました。神様は私たちが受けた救いの御恵みに基づいて、へりくだって柔和な神様の人たちになることを願っておられます。


適用:受けた恵みに基づいて生きなければ誰が敵対者になりますか

一言:万軍の主の神様


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