聖書別日ごとの糧   >>   ナホム書[2019]

2019年 10月 22日 (火)

ナホム書3:1-19(1)
ああ、流血の町

 罪には必ず罰があります。罪から来る報酬は死です。ニネベの城は神様の裁きで血に満ち、流血の城となりました。なぜ、このように惨憺たる滅ぼされかたをしたのでしょうか。「虚偽に満ち、略奪を事とし、強奪をやめない」からです。なぜ、ナホムは4節でニネベの罪悪を「これは、すぐれて麗しい遊女、呪術を行う女の多くの淫行によえうものだ。彼女はその淫行によって国々を、その魅力によって諸部族を売った」、と指摘したのでしょうか。ニネベは自分の貪欲を満たす為、道徳性さえも捨てました。とても残忍に、不正に、偽りの方法で略奪しました。度を超えました。アッシリヤが残忍だった故に滅亡したことは、全ての人が知っている事実です。アッシリヤは異邦の民族をほとんど全滅させました。このように、横暴によってこの世を惑わしました。力ある者を惑わしました。力があるからと、自分の力を利用して、他のものから、残忍に、悪い方法で奪い取ります。神様は、この世を惑わすアッシリヤを罰します。彼らを罰し、自慢していたニネベの城まで荒廃させます。
 上エジプトの首都ノ・アモン(テーベ)も、アッシリヤのニネベのように難攻不落で富裕な都でした。その都市が滅亡したようにニネベも滅亡します。その要塞は初なりのいちじくのように、その木を揺さぶるだけでイチジクは落ちてしまいます。いくら強い者であっても神様が揺さぶるなら、落ちてしまいます。もっと強い敵によって裁かれます。その時、世界の民族がその滅亡を見て、手を叩きます。これは、彼らが乱暴を働いたので、その代価として滅亡したからです(19)。神様は残忍な者を罰し、柔和な者を祝福して下さいます。神様の人は心がきよく、柔和で平和を追求しなければなりません。


適用:偽りと強奪が満ち、他人を略奪しようとする者の最後はどうですか

一言:恥を諸王国に見せる


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