聖書別日ごとの糧   >>   ナホム書[2022]

2022年 02月 26日 (土)

ナホム書1:1-15(13)
あなたのかせを打ち砕く

 神様は預言者ナホムを遣わし、アッシリアの首都ニネベについて警告されます。主は怒るのに遅い方ですが、敵に対しては復讐し、憤る方です。主の激しい憤りの前に、だれが立ち、だれが、その燃える怒りに耐えられるでしょうか。主の御怒りに滅ぼしつくされない体はありません。機会が与えられた時、悔い改めることだけが生きる道です。

かつてアッシリアは北イスラエルを滅ぼし、長い間ユダを苦しめました。アッシリアの王センナケリブは、ユダに、神様に対する不信を植えつけ、彼と彼の神に頼るようにさせ、主に敵対しました。その結果、センナケリブと彼の軍隊は、主の憤りにあい、全滅してしまいました。今ニネベは、再び神様に敵対し、空しいことを求めています。しかし、主は敵対しようとするニネベを立ち上がらせないよう、徹底的に滅ぼされます。アッシリアは当時、超大国でした。しかし、主に敵対するなら、彼らがどれだけ壮健で、数が多くても、必ず刈り取られて去ってゆきます。歴史的にも、アッシリアはバビロンの王ナボポラッサルによって滅ぼされるようになります(BC612年)。ニネベの滅亡宣告は、神の民にとっては救いの知らせでした。ユダは敵の手から離れ、信仰の自由を満喫できることでしょう。当然ユダは、主への誓願を果たし、救いの神に感謝する歩み方をしなくてはいけません。神様を信頼させないようにする敵の強大さを羨ましく思ったり、恐れたりしていますか。神に敵対するものは、必ず滅びます。しかし、主はご自分を信頼、身を避ける者には、砦となられます。神様を信頼し、頼る者は、救われ、最後には勝利するのです。



適用:神に敵対するものの最後はどうなるでしょうか

一言:滅ぼし尽くされます


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