聖書別日ごとの糧   >>   ゼパニヤ書[2019]

2019年 10月 27日 (日)

ゼパニヤ書1:1-18(14)
主の大いなる日は近い

 ゼパニヤは、ヒゼキヤ王の子孫で、ユダの王ヨシヤの時代(BC640-609)に活躍した預言者です。「主の日」に主がなされることを、ユダの人々に向かって語りました。 ゼパニヤは、主が地の面から全ての不義なものを取り除くと言います。主がユダとエルサレムを裁く理由は、彼らが主に従うことをやめ、主を尋ね求めず、偶像崇拝をしたからです。彼らは混合主義に陥り、主に誓いを立てながらも、同時に、アモンのミルコムにも誓いを立てました。裁きの対象となるのは、自然世界も、神様が選んだ者も、例外ではありません。神様は彼らが仕えるバアル、偶像に仕える者の祭司たち、ミルコム等の全ての偶像を断ち滅ぼします。神様は、主の日にイスラエルの不義な指導者たちとその下手人たち、異邦の慣習に染まって生きる者たち、不正な商人たち、神様に無感覚で無関心な人たちを全て罰します。彼らは神様の審判で破滅になり、財産と家とぶどう畑を失うことになるでしょう。これによって彼らは叫び、泣きわめくことになります。公正なる神様の徹底的な裁きを逃れる者は、誰一人いません。
 ゼパニヤは裁きの日の、恐ろしい凄惨な状況を描写します。主の大いなる日は近く、非常に早く来ます。その日は激しい怒りの日であり、この地では苦難と苦悩の日、荒廃と滅亡の日、やみと暗黒の日です。凄まじくて残酷な日に生きる者は誰もいません。この世で一番貴く思う銀、金、宝石でも、神様の御怒りの前では、罪人を救えません。審判の日を前にして、しなければならないことは、ただ、御言葉の前で悔い改めることです。神様に立ち返る時のみ、救いを得ます。この為に、神様は預言者ゼパニヤを通して審判のメッセージを伝えるようにしました。


適用:誰が裁きから逃れましょう

一言:誰も逃れられない


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