聖書別日ごとの糧   >>   ハガイ書[2014]

2014年 12月 28日 (日)

ハガイ1:1-15
自分の家より、まず主の宮を建てよ

Ⅰ.自分の家をまず建てた民たち(1-6)
 バシャの王クロスの元年に、神様はゴレスの心をゆり動かして、イスラエルに主の宮を再建するようにと命じられました。しかし、サマリヤ人と周囲の人々の妨害によって、ダリオス王の第二年まで、主の宮の御業は中断されました。その時、神様の御言葉がハガイに臨みました。当時、民たちは、「主の宮を立てる時はまだ来ない」と言って、まず自分たちの家を立てるのに忙しかったのです。神様の家が廃墟となっているのに、彼らは板張りの家、すなわち、きれいに装飾された家に住んでいました。神様は彼らに、「この宮が廃墟となっているのに、あなたがただけが板張りの家に住むべき時であろうか。」と咎めました。彼らの行ないが正しくない時、いくら多く蒔いても、少ししか収穫されず、食べても飽き足らず、飲んでも酔えず、着物を着ても暖まらず、多くかせいでも、穴のあいた袋に入れるだけのようでした(6)。
Ⅱ.宮を建てよ(7-15)
 自分の家を建てるのに忙しい民たちに、神様は言われます。「山に登り、木を運んで来て、宮を建てよ。そうすれば、わたしはそれを喜び、わたしの栄光を現わそう。」(8)。預言者ハガイを通して、神様の御言葉を聞いた指導者たちと民は神様を恐れ、心が奮い立ち、主の宮の仕事に取りかかりました。神様は、自分の安定した生活よりまず、神様のために働く者を喜ばれます。神様は、まず、神の国とその義とを第一に求める人を祝福してくださいます(マタ6:33)。

祈り:主よ!私が、自分の家を建てるのに忙しかったことを、悔い改めます。まず、神様の国と、その義とを求めて生きるように、助けてください。

一言:まず、神の国を求めよ


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