聖書別日ごとの糧   >>   マラキ書[2021]

2021年 06月 27日 (日)

マラキ書2:1-9(7)
祭司の唇は知識を守り

神様は、祭司たちに向かって警告をしています。彼らが御言葉を聞き入れず、神に栄光を帰することを心に刻まなければ、彼らにのろいを送ると警告します。祭司たちはイスラエル人の霊的指導者でした。彼らは人々を主に導く立場にありました。 したがって、彼らは主の言葉に耳を傾ける必要がありました。また、全能の主を称えて、主の名に栄光を帰する必要がありました。しかし、彼らはそのようにしませんでした。主はレビといのちと平安の契約を結ばれていましたが、今では、その契約は呪いに変わってしまっていました。

本来、レビは父ヤコブからのろいの契約を受けていました(創世記49:17)。しかし、神様は呪われたレビ人を新しくして、いのちと平安を与えると約束されました(民数記25:11-13)。これは神様の大きな慈愛とあわれみによるものでした。神様はレビと結んだいのちと平安の契約が、いつまでも続くことを願いました。このように主がレビ人に祝福を下さる理由は、彼らが神様を敬う為でした。契約を結んだレビ人は、最初は神様を敬いました。律法を守り伝え、平和と公平さで神様と共に歩みました。そして、多くの人たちを罪悪から立ち返らせるよう助けました。しかし時間が経つにつれ、レビの子孫である祭司長たちは御言葉の道から外れ、多くの者を教えによってつまずかせました。それで、神様は祭司長たちをすべての人の前で蔑み、軽んじられました。万軍の主の使いである祭司長は律法の御言葉を正しく守り、人々が御言葉を熱心に慕い求めるようにしなければなりません(7)。



適用:福音の祭司がすべきものは何ですか

一言:御言葉を正しく守り、人々がみおしえを求めるようにしなさい



2021年 06月 28日 (月)

マラキ書2:10-16(10)
私たちの先祖の契約を汚すのか

神様は、イスラエル人を創造されただけでなく、彼らと契約も結ばれました。神様は彼らの父であり、お互いに特別な契約の絆を持っていました。しかし、イスラエル人は神様に対しても、また互いの間でも不誠実でした。その不誠実さは、偶像崇拝する女性たちをめとったことを通して表れました。マラキは、そのような結婚をした人々が神様との契約関係にある民から断ち切られることを祈り求めました。

神様が彼らのささげ物を受け入れなくなったので、イスラエルの人々は涙と悲鳴と嘆きで祭壇をおおいました(13)。彼らは「それはなぜなのか」と尋ねました。答えは明らかでした。男性たちが異国の女性と結婚するために、ユダヤ人の妻たちと離婚したからです。結婚は、神様によって設立された肉体的および精神的な結合です。したがって、離婚は神とその契約を見くびることなのです。神様は妻を憎んで離婚するなら、暴虐がその者の衣をおおうと言われます。神様は、結婚を通して、主を信じ、主に従う敬虔な子孫を得ることを願われています。この世に敬虔な子孫が生まれ、繫栄することを願われます。離婚率が高まるこの時代、私たちはこの世の風潮に影響されず、聖書的な結婚観に従い、敬虔な子孫たちがこの世に繫栄するようにしなければなりません。



適用:聖書的な結婚観に従いますか

一言:神様との契約を守りなさい



2021年 06月 29日 (火)

マラキ書2:17-3:12(3:1)
契約の使者が来る

イスラエルの民は、神様が正義を行わないと不平を言い、神様の存在に疑問を呈しました。マラキは、神様が彼らの為に契約の使者を遣わしてくださると預言することで彼らに答えました。この使者は、レビの子らを精錬してきよめて下さるので、再び人々のささげ物は受け入れられるようになります。使者はまた、不当に対して証言して下さいます。イスラエルが求め続けてきたこの使者、主は、まさにイエス様のことです。イエス様の死と復活は、それを信じる全ての人に救いをもたらし(ローマ1:16,17)、罪からきよめて下さいます。

主の憐れみは変わりません。イスラエル人の度重なる不従順にもかかわらず、主は彼らを滅ぼさず、悔い改めて主に戻れるように彼らを招きました。彼らが悔い改めることができる一つの方法は、十分の一を献げることでした。もし完全な十分の一を献げるなら、神様は彼らが保存しきれないほど多くの祝福を注ぐと約束されました。又、彼らの財産を守って下さり、すべての国々は幸せ者と言うようになり、喜びの地と呼ばれると言われました。



適用:罪を犯した私たちの望みは誰ですか

一言:契約の使者イエス様


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