聖書別日ごとの糧   >>   マラキ書[2021]

2021年 06月 30日 (水)

マラキ書3:13-4:6(4:2)
わたしの名を恐れる者には

一部のイスラエル人は、神様に仕えることは無駄だと不平を言いました。 全能の主は悪を行う者たちの繁栄を許し、反対に、主の戒めを守って悲しんで歩く者たちには何の得も与えてくれないと考えました。これは、今日の我々も一度は考え、理解できずに苦しむ問題ではないでしょうか。しかし、マラキは、主を恐れ主に耳を傾けた人々に対して、万軍の主はあわれみを約束され、また、彼らは主の大切な宝となる、と伝えています(17、出エジプト19:5)。宝というのは、貴重で尊いものです。光が当たると、他のどんなものよりも美しく輝きます。宝の持ち主はその宝を大事に扱い、傷つかないように丁寧に保管・保護します。「宝」の反対語は「屑(くず)」ですが、多くの人が、自身を宝として考えるよりは、屑だと言ってしまうのではないでしょうか。しかし、神様は私たち信じる者を、ご自分の大事な宝だと言われます。今は、悪が裁かれないでいるように見えるかもしれません。自分が何者でもないように感じるかもしれません。しかし、審判の日には、神様は正しい人と悪しき者を必ず区別されます(18)。

イエス様の来られる日は悪しき者にとって、かまどのように燃える火の日であり、枝も根も彼らには残されません。しかし、主の名を恐れる者にとっては、義と癒やしと喜びの日となるでしょう。神様は正しい人を悪者どもに対する正義の道具として用いられます(3)。また、エリヤが主の日の前に遣わされます。このエリヤは、主イエス・キリストのために道を整えたバプテスマのヨハネのことです(マタイ11:13,14)。



適用:力ある人生を生きたいですか

一言:主を恐れなさい


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