聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2005]

2005年 04月 04日 (月)

マタイノ福音書3:1-12
主の道を用意したヨハネ

Ⅰ.主の道を用意したバプテスマのヨハネ(1-4)
 バプテスマのヨハネは祭司長の子どもでしたが、彼の生活の舞台はユダヤの荒野でした。その使命はキリストの預言者としてキリストの道を用意し、キリストの道をまっすぐにすることでした。彼はこの使命を担うために、地味で質素な生活をしました。らくだの毛の着物を着、腰には皮の帯を締め、いなごと野蜜を食べました。主の道を備える者は質素な生活を通して、使命人の十字架を担わなければなりません。
Ⅱ.悔い改めのメッセージを伝えたバプテスマのヨハネ(5-12)
 キリストの道を用意するために、バプテスマのヨハネは「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」と伝えました。するとエルサレムとユダヤ全土とヨルダン川沿いの全地域の人々が集まって来て、罪を告白しバプテスマを受けました。私たちの心に主が臨まれるためには悔い改めなければなりません。しかしヨハネはそこに出てきたパリサイ人たちを厳しくとがめました。彼らはアブラハムの子孫であるという自負心だけが強く、実際の生活は形式と偽善で満ちていました。本当の悔い改めはそれにふさわしい実を結ぶことです。そうしなければ、まむしのような存在になり、神様のさばきから逃れることはできません。バプテスマのヨハネは水でバプテスマを授けましたが、イエス様は聖霊と火でバプテスマを授ける方です。それゆえ悔い改めて、イエス様を受け入れる時、聖霊の助けによって救いを得ることができるのです。

祈り:主よ!バプテスマのヨハネのように使命人の生活を送るように助け、救いの福音を熱心に伝えるように助けてください。

一言:悔い改めることで、主の道を用意しよう



2005年 04月 05日 (火)

マタイノ福音書3:13-17
ヨハネからバプテスマをお受けになったイエス様

Ⅰ.バプテスマをお受けになったイエス様(13-15)
 イエス様がヨルダン川に来られ、ヨハネからバプテスマを受けようとされました。しかしヨハネは到底担うことができなかったので、辞退しようとしました。それでイエス様は言われました。「今はそうさせてもらいたい。このようにして、すべての正しいことを実行するのは、わたしたちにふさわしいのです。」(15)。ここで「正しいこと」とはイエス様を通して、この世を救おうとされる神様の御旨を指します。イエス様は罪がないので、バプテスマを受ける必要がありませんが、神様の義(正しいこと)を実行するために、謙遜にバプテスマをお受けになったのです。
Ⅱ.神様の愛する子イエス様(16,17)
 イエス様がバプテスマを受けて、水から上がられた時、驚くべきことが起こりました。第一に、天が開けました。長い間閉ざされていた天が開いて、祝福と救いが人々に臨むようになりました。罪ととがで死んだ者たちが永遠のいのちを得て、天の御国に入ることができるようになりました。第二に、御霊が鳩のように下って来ました。これは、これからイエス様がなさることが神様の御霊の御業であることを教えてくれます。第三に、神様の御声が聞こえて来ました。「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。」(17)神様がみずから話されることで、イエス様を現されました。イエス様は神様の愛する子どもであり、喜ばれる方です。イエス様は、神様がお認めになったメシヤです。このイエス様を愛し、喜び、受け入れる時、救いを受けることができるのです。

祈り:主よ!罪人のためにバプテスマをお受けになったことを感謝します。イエス様は神様の愛される御子であり、メシヤであることを信じます。

一言:バプテスマをお受けになったイエス様


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