聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2005]

2005年 04月 06日 (水)

マタイノ福音書4:1-11
悪魔の試みをお受けになったイエス様

 イエス様は御霊に導かれて、悪魔の試みを受けるために、荒野に上って行かれました。イエス様は悪魔の三つの試みを受け、全て神様の御言葉で退けられました。
 第一に、神様の御言葉で生きる(1-4)。悪魔は、四十日間断食したイエス様に、石がパンになるように命じなさい、と試みました。しかしイエス様は神様の御言葉でこの試みを退けました。「人はパンだけで生きるのではない、人は主の口から出るすべてのもので生きる」(申8:3)。人の本当の人生の目的はパンを食べることにあるのではなく、神様の御言葉とその道理のために生きるところにあるのです。
 第二に、主を試みてはならない(5-7)。悪魔はイエス様を神殿の頂きに立たせて、下に身を投げてみなさい、と試みました。しかしイエス様は「あなたの神である主を試みてはならない。」という御言葉(申6:16)で、悪魔の試みを退けました。神様は疑って試みる対象ではなく、ただ信じて聞き従わなければならない方なのです。
 第三に、主を拝み、主にだけ仕えよ(8-11)。悪魔はイエス様を非常に高い山に連れて行き、すべての国々とその栄華を見せて、「もしひれ伏して私を拝むなら、これを全部あなたに差し上げましょう。」と試みました。しかしイエス様は断固と言われました。「引き下がれ、サタン。『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えよ。』と書いてある。」(申6:13)。イエス様は神様を拝もうとされ、たとえそれが苦難の道であっても、その道を行こうとされました。

祈り:主よ!悪魔の試みを御言葉で退けられたイエス様を賛美します。私もイエス様のように御言葉で勝利することができるように祈ります。

一言:・・・と書いてある



2005年 04月 07日 (木)

マタイノ福音書4:12-25
福音の御業を始められたイエス様

Ⅰ.天の御国を宣べ伝えられたイエス様(12-17,23-25)
 イエス様は預言者イザヤの預言通りに(イザ9:1)、ナザレを去って、カペナウムに来られ、福音を宣べ伝え始められました。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」それで暗やみの中にすわっていた民は偉大な光を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に光が上りました。今は誰でも自分の罪を悔い改めてイエス様を受け入れるなら、その心に天の御国が臨むようになりました。イエス様はガリラヤ全土を巡って、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直され、悪霊につかれた人、てんかん持ちや、中風の者などをお直しになりました(23-25)。イエス様は私たち人間の医者であり救い主になられます。
Ⅱ.弟子たちを召されたイエス様(18-22)
 福音の御業を始めながら、イエス様は弟子たちを召され、彼らを養成されました。イエス様はガリラヤ湖のほとりを歩いておられた時、湖で網を打っていたペテロとその兄弟アンデレをご覧になり、弟子として召されました。また網を繕っているヤコブとその兄弟ヨハネも弟子として召されました。彼らはためらわずに、すぐに網を捨ててイエス様に従いました。彼らは魚をとる漁師の人生から、「人間をとる漁師」の人生を生きるようになりました。意味があり、価値のある人生を生きるようになりました。彼らは後にイエス様の十二弟子の中の核心の人物になり、多くの人々を救いました。イエス様の召されを受けたことは、何にも比べることのできない大きな恵みと祝福なのです。

祈り:主よ!罪人に天の御国の福音をくださり、弟子として召してくださり感謝します。私がイエス様のように使命人としての人生を生きます。

一言:天の御国の福音を証しされたイエス様


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