聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2005]

2005年 05月 03日 (火)

マタイノ福音書12:1-21
安息日の主であるイエス様

Ⅰ.あわれみは好むが、いけにえは好まない(1-8)
 弟子たちが安息日に麦畑を通りながら、穂を摘んで食べていました。これを見たパリサイ人たちは、弟子たちが安息日の教えを破った、と言ってイエス様に抗議しました。その時イエス様は、ダビデと祭司たちをたとえにあげて、弟子たちを弁護してくださいました。ダビデは神様の家にはいって、祭司のほかは食べてはならない供えのパンを食べましたが、罰を受けませんでした(4)。また祭司たちは安息日に宮で働いても、罪にはなりません。ところがイエス様は「宮よりもさらに大きな方」です。それで安息日でもイエス様の中で行なうことは、全て許されるのです(6)。パリサイ人たちは安息日の教えに縛られて、弟子たちを判断することだけに懸命でした。しかしイエス様は、形式的にいけにえをささげることより、律法の本当に願うあわれみを施すことを願われます。何より安息日の主人はイエス様です。安息日はイエス様を喜ばせる日でなければなりません(8)。
Ⅱ.安息日に良いことをすることは正しいのです(9-21)
 イエス様は安息日に会堂に来た片手のなえた人の手を直してくださいました。イエス様は安息日にいのちを生かしました。ところがパリサイ人たちはイエス様が安息日を破ったと言って、イエス様を殺そうとしました。イエス様は安息日に人を生かしましたが、彼らは安息日法を利用してイエス様を殺そうとしました。

祈り:主よ!安息日の主であられることを感謝します。私も安息日に積極的に良いことをして、人を生かします。

一言:安息日に良いことをするのは正しいのです



2005年 05月 04日 (水)

マタイノ福音書12:22-37
聖霊に逆らう冒?は赦されません

Ⅰ.聖霊によって悪霊を追い出すイエス様(22-30)
 イエス様は、悪霊につかれた目も見えず口のきけない人を、いやしてくださいました。群衆はこれを見て、イエス様がキリストであることを悟りました(23)。しかしパリサイ人たちはこれを見て妬み、イエス様が悪霊どものかしらゼルベブルの力で悪霊どもを追い出しているだけだ、と悪評をつきました。その時イエス様は彼らに、国も、町も、家も、内輪もめして争えば立ち行かないのに、サタンがその国を滅ぼそうとお互いに追い出して仲間割れするのかと言われます(26)。また人はまず強い者を縛らなければ、その家の家財を奪うことができないと言われます(29)。イエス様が悪霊を追い出すことができたのは、悪霊の王を縛ったからであり、それはイエス様が悪霊の王より強い方であることを証しします。イエス様が悪霊を追い出されたのは悪霊の力を借りてではなく、悪霊の王よりさらに強い神様の霊、すなわち聖霊の力を受けたからです(28)。イエス様は私たちから全ての悪霊を追い出し、私たちが完全で聖なる生活をすることができるようにしてくださるのです。
Ⅱ.聖霊に逆らう冒?をしたパリサイ人たち(31-37)
 パリサイ人たちは聖霊の働きに対して悪評をつき、冒?しました。人の全ての罪と冒涜は赦されますが、聖霊に逆らう冒?は赦されません(32)。彼らは根本的に心が悪いので、悪い言葉を話すしかなく、聖霊までも冒?するようになります。このような人は必ずさばきを受けるようになるのです(36,37)。

祈り:主よ!イエス様は悪霊を追い出す力があります。私が故意に聖霊の働きを冒?しないように助けてください。

一言:聖霊の働きを冒?してはならない



2005年 05月 05日 (木)

マタイノ福音書12:38-50
人の子も三日三晩、地の中にいるからです。

Ⅰ.イエス様が見せてくださるしるし(38-45)
 宗教指導者たちはイエス様にしるしを見せて欲しいと要求しました。ところがイエス様はその時代が悪く、姦淫の時代だと嘆かれます。しるしを要求する心はイエス様に聞き従おうとする心ではなく、利用しようとする心であり、イエス様を信じようとする心ではなく、非難しようとする心であるからです。イエス様は彼らに見せてくださるしるしがあるとするなら、ヨナのしるしのほかにはないと言われます。ヨナは三日三晩大魚の中で過ごした後生きて出ました。イエス様もヨナのように三日三晩、地の中にいた後、よみがえられます(40)。イエス様の死と復活は、彼が私たちをお救いになる方であると、最も確信させるしるしです。これを信じることができなければ、どんなしるしを見せても、イエス様を信じることができません。イエス様は、さばきのときに、ニネベの人々や南の女王が彼らを罪に定めると警告されます。ニネベの人々はヨナのメッセージを聞いて悔い改め、南の女王はソロモンの知恵を聞くために地の果てから来ましたが、彼らはヨナやソロモンよりもまさったイエス様の御言葉も受け入れずに、しるしだけを要求したからです(42)。
Ⅱ.イエス様の本当の家族(46-50)
 母親と兄弟たちがイエス様に会おうとしているという話を聞かれ、イエス様は弟子たちを指して、彼らがイエス様の母親であり、イエス様の兄弟だと言われました。父なる神様のみこころを行なう者がイエス様の本当の家族です。

祈り:主よ!私がしるしを求めるよりイエス様の御言葉を信じ、聞き従うように助けてください。私が主の家族になるように助けてください。

一言:しるしを要求することより、悔い改めを


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