聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2005]

2005年 05月 16日 (月)

マタイノ福音書17:1-13
彼の言うことを聞きなさい

Ⅰ.御姿が変わられたイエス様(1-3)
 イエス様が苦しみを受け、死に、よみがえらなければならないという御言葉は弟子たちに大きな衝撃を与えました。それから六日たって、イエス様はペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、高い山に上って行かれました。山に上られたイエス様は彼らの目の前で御姿が変わり、御顔は太陽のように輝き、御衣は光のように白くなりました。今まで見ることができなかった栄光ある御姿でした。この御姿は天におられる時のイエス様の本来の御姿であり、イエス様が十字架で死なれ、よみがえり天に昇られる御姿であり、再び来られる栄光ある御姿です。イエス様は、苦難だけを考えて悲しみ絶望する弟子たちに、苦難の後に得る光輝く栄光を見せてくださいました。そうすることで、弟子たちが将来現われる天の御国に対する信仰と望みを持って、今の苦難を喜びながら担うように助けてくださいました。
Ⅱ.彼の言うことを聞きなさい(4-13)
 栄光ある御姿に陶酔したペテロは、そこに三つの幕屋を立てて、そこで生きようと言いました。その時、雲の中から神様の御声が聞こえて来ました。「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。彼の言うことを聞きなさい。」(5)弟子たちは十字架についての御言葉を負担に思い、聞こうとしませんでした。しかしイエス様は神様の御子です。彼らはイエス様の御言葉を聞かなければなりません。恵みある御言葉だけではなく、負担になる御言葉も、喜んで聞かなければなりません。苦難がなければ、栄光もありません。

祈り:主よ!私は栄光の主を慕い求めます。栄光の望みの中で、主の足跡をたどって行けるように助けてください。

一言:苦難の主は栄光の主



2005年 05月 17日 (火)

マタイノ福音書17:14-27
からし種ほどの信仰

Ⅰ.あなたがたの信仰が薄いからです(14-21)
 ある人がイエス様に進み出て、「苦しむ息子を直してください」と切に求めました。彼の息子を弟子たちが直そうとしましたが、直すことができませんでした。ところがイエス様が悪霊をおしかりになると、悪霊は出て行き、息子は直りました。弟子たちは、なぜ自分たちは失敗したのか、尋ねました。イエス様は言われました。「あなたがたの信仰が薄いからです。まことに、あなたがたに告げます。もし、からし種ほどの信仰があったら、この山に、『ここからあそこに移れ。』と言えば移るのです。どんなことでも、あなたがたにできないことはありません。」(20)弟子たちは伝道旅行の時、多くの悪霊を追い出した経験がありました。それで彼らは簡単に考えて、試みましたが、結果的に失敗しました。彼らが失敗した原因は、神様を信じる信仰で行なわずに、経験に基づいて行なったからです。大きなことをしようとするなら、いつも信仰によってしなければなりません。謙遜に神様に出て行き、祈ることで、神様の力を受けなければなりません。からし種ほどの小さな信仰であっても、信仰があればできないことはありません。大きなことができない原因を、自分の能力から探さずに、信仰を持つようにしなければなりません。
Ⅱ.彼らにつまずきを与えないために(22-27)
 イエス様がカペナウムに来られた時、宮の納入金を集める人たちがペテロに、
「あなたがたの先生は、宮の納入金を納めないのですか。」と尋ねました。イエス様は神様の御子なので、宮の納入金を納める義務がありません。しかしイエス様は彼らにつまずきを与えないために、納入金を納めました。イエス様は万能の主ですが、極めて謙遜な方です。

祈り:主よ!私に信仰が足りないことを悔い改めます。今から信仰の人になります。

一言:問題は信仰


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