聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2005]

2005年 05月 29日 (日)

マタイノ福音書24:1-14
御国の福音は全世界に

Ⅰ.石がくずされずに、積まれたまま残ることは決してありません。(1,2)
 弟子たちはエルサレムの宮の雄大荘厳で華麗な姿を見て感嘆しました。しかしイエス様は「ここでは、石がくずされずに、積まれたまま残ることは決してありません。」と言われます。弟子たちは宮の外的な姿だけを見ましたが、イエス様は宮の内面の姿をご覧になりました。宮の中にある宗教指導者たちの罪をご覧になり、祈らなければならない宮の中で商人たちが商売しているのをご覧になりました。霊的な指導者は外面よりも内面を見なければならず、霊的な洞察力を持たなければなりません。
Ⅱ.この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて(3-14)
 宮が破壊されるという御言葉を聞いて、弟子たちはイエス様が人類の終末について話されていると思い、その時期と前兆を尋ねました。ところがイエス様は「人に惑わされないように気をつけなさい。」と言われます(4)。また戦争のことや、戦争のうわさを聞いてもあわてるな、と言われます(6)。なぜなら戦争が起こったからといって、それが世の終わりではないからです(6b)。世が暗くなるとクリスチャンたちは多くの迫害を受け、憎まれるようになります。人々は惑わされ、互いに争い憎みあうようになるのです。にせ預言者が現われ多くの人を惑わします。不法がはびこり、愛は冷たくなります。しかしクリスチャンたちは最後まで耐え忍ばなければなりません(13)。では世の終わりはいつ来るのでしょうか。「この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。」(14)

祈り:主よ!世に辛いことがあるからといって惑わされたり、恐れずに、天の御国を宣べ伝えるように私を助けてください。

一言:天の御国の福音を世界に



2005年 05月 30日 (月)

マタイノ福音書24:15-51
栄光ある人の子の再臨

Ⅰ.大能と輝かしい栄光を帯びて来られるイエス様(15-31)
 終末になり、イエス様が再臨される直前には、今までになかった大きな苦難があります(21)。そうなるとにせキリストと預言者たちが現われて、しるしや不思議なことを見せて、クリスチャンたちを惑わします。しかし終末に起こることについて、イエス様がすでに話されました(25)。キリストが荒野にいらっしゃる、へやにいらっしゃる、と聞いても信じる必要がありません。イエス様が来られる時には、いなずまが東から出て、西にひらめくように、すべての人が分かるように来られます。主が再臨される時には、太陽は暗くなり、月は光を放ちません。星は天から落ち、天の万象は揺り動かされます。宇宙の法則が覆されるのです。その時、イエス様が雲に乗って、大能と輝かしい栄光を帯びて来られるのです(30)。そして御使いたちを遣わして、選ばれた者たちを、天の果てから果てまで、四方から集めさせます。クリスチャンたちには、その日が救いの日です。しかしイエス様を信じない者たちにはその日が恐ろしいさばきの日なのです。
Ⅱ.目をさましていなさい(32-51)
 イエス様が再臨される日は御使いたちも知りません。ただ神様だけが知っておられます。それで終末の時を知ろうとすることより、いつ来られてもイエス様を迎え入れる姿勢を持つことが大切なのです。イエス様の再臨はどろぼうが来るように、突然臨みます。それで目をさまし、主の再臨に備える人だけが祝福を受けるようになるのです(45,46)。

祈り:主よ!私は、雲に乗って大能と栄光を帯びて来られる日を待ち望み、主の再臨を備える生活をします。

一言:忠実な思慮深いしもべとなり


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