聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2005]

2005年 06月 02日 (木)

マタイの福音書26:1-30
契約の血


Ⅰ.イエス様に香油を注いだ女(1-13)

 イエス様がベタニヤのシモンの家で食事をしておられら時、一人の女がたいへん高価な香油のはいった石膏のつぼを持って来て、イエス様の頭に注ぎました。弟子たちは、彼女が高価な香油をむだにした、といって憤慨しました。しかしイエス様は彼女がイエス様にりっぱなことをしたと言われ、福音が宣べ伝えられる所なら、彼女のした事も記念となると言われました。イエス様は私たちがささげる真心を尊く思い、それを福音の御業に尊く用いられるのです。

Ⅱ.過越の食事(14-30)

 イエス様は過越の食事をする時、弟子たちにパンを裂いて与えながら「取って食べなさい。これはわたしのからだです。」と言われました。またぶどう酒の杯を与えながら「みな、この杯から飲みなさい。これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。」と言われました。イエス様が十字架で体が引き裂かれ血を流されるのは、全ての人類の罪を赦すためでした。罪の力は強いので、血を注ぎ出すことがなければ、罪の赦しはないのです。(ヘブ9:22)。イエス様は私たちの罪を赦すために十字架につけられて血を流して死んでくださいました。私たちがこの事実を信じる時、罪の赦しを受け、永遠のいのちを得るようになるのです。また本性が変わり、新しい人になるのです。


祈り:主よ!私の罪のために十字架で血を流してくださった主を仰ぎ見て、主の愛を感じます。私が主の血を信じることで、罪の赦しを得て、正しい人生を歩むように助けてください。

一言:契約の血



2005年 06月 03日 (金)

マタイの福音書26:31-75
あなたのみこころのように


Ⅰ.ゲツセマネの祈り(31-46)

 イエス様は、ペテロがイエス様を「三度知らないと言います」と言われました。この御言葉は、イエス様がまさに十字架で死なれることを知らせ、心を備えるようにされるためでした。その後、三人の弟子と共にゲツセマネに行かれたイエス様はひどく悲しみもだえました。イエス様は弟子たちに「目をさましていなさい。」と祈りを頼みました。少し進んで行って神様に祈られました。イエス様は、まずできるものなら十字架の死、その苦い杯をイエス様から過ぎ去らせてくださいと祈られました。イエス様は十字架の死を避けたいと願われました。しかしイエス様はすぐに「わたしの願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください。」と祈られました。イエス様はこの祈りを三度も繰り返されました。イエス様は私たち人類の罪を担うために血と汗を流して祈られました。ついに神様の御旨に聞き従う力を得たイエス様は大胆に十字架に向かって進まれました。

Ⅱ.議会での裁判(47-75)

 その日の夜、イエス様は逮捕され議会で裁判を受けられました。ところがイエス様はそこでご自分が神様の御子キリストであることを証しされました。またご自分がよみがえり天に昇られた後、栄光の主として再臨されることを宣布されました(64)。イエス様は権威を持った人々を少しも恐れませんでした。イエス様は祈りによって弱さと恐れに打ち勝ち、神様の御旨に聞き従われました。


祈り:主よ!私がイエス様のゲツセマネの祈りを学び、苦難と死があっても神様の御旨に聞き従う者になります。

一言:聞き従うための祈りの闘争


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