聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2013]

2013年 05月 26日 (日)

マタイ1:1-17
アブラハムとダビデの子孫

1.約束されたメシヤ、イエス・キリスト
 イエス様は、アブラハムとダビデの子孫です。これは、イエス様が聖書で約束されたメシヤであることを、話しています。神様はアブラハムに、彼の子孫の中からメシヤが生まれると、約束され(創22:17,18)、ダビデには、さらに具体的に話されました(2サム7:12,13)。この二人はまた、旧約では代表的な信仰と従順の人であり、ユダの王家の二本の柱です。イエス様は、信仰と従順の家門、王の家門からお生まれになった方です。何よりも、神様が約束されたメシヤです。
2.恵みと憐れみの主イエス・キリスト(2-17)
 イエス様の系図には、不思議にも四人の女が登場します。それも、ラハブとルツは異邦の女であり、タマル、ラハブ、バテ・シェバは不倫の女でした。聖なるイエス・キリストの系図においては、いてはならない人々のようです。しかし神様は、人類の救いの御業に用いられる人を、その主権によって選ばれ、人間条件や身分や道徳的な行ないよりも、その人の心の中心と信仰をご覧になる方です。神様は、恵みと憐れみが満ち溢れ、どんな罪人であっても、ご自分に出て来る者を救ってくださり、神様に用いられる人生を生きるように、助けられる方です。このように、イエス様の系図は恵みと憐れみの系図ですが、それは、イエス様が恵みと憐れみが満ち溢れた方であることを、話してくれます。

祈り:約束されたメシヤを通して、恵みと憐れみの御業を始められて感謝します。この時間、イエス様を私の心の中に、お迎えします。

一言:恵みと憐れみの主



2013年 05月 27日 (月)

マタイ1:18-25
その罪から救ってくださる方

1.罪から救ってくださる方、イエス様(18-21)
 ヨセフと婚約した処女マリヤが身重になりました。ヨセフには、衝撃的なことでしたが、彼は正しい人だったので、これを公にはせずに、内密に去らせようとしました。その時、主の使いが夢に現れて、マリヤが身ごもったイエス様が、どんな方であるのかを、教えてくれました。第一に、イエス様は聖霊によって胎に宿っているので、罪がない方です。第二に、イエス様は罪人を救うために、来られた方です。21節をご覧ください。「マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」人が本当に不幸なのは、お金がなかったり、苦しい環境のせいではなく、罪のせいです。罪は病原菌のように、人を病ませ、そのたましいを破滅させます。さらに不幸なのは、人の力では、罪から抜け出すことができないことです。ただ、イエス様だけが人を罪から救い出してくださいます。
2.インマヌエルのイエス様(22-25)
 イエス様のもう一つの名前は、「インマヌエル」です。これは、「神様は私たちと共におられる」という意味です。聖なる神様が、罪によって醜く、臭いのする人々と共におられるために、肉体を着て、この地に降りて来られました。神様が私たちと共におられることで、これ以上、孤独を感じたり、罪の中にとどまることはできません。インマヌエルのイエス様が、私たちの心の中に臨まれる時、私たちも扱いづらい、傲慢の兄弟たちと共にいることができます。

祈り:主よ!望みのない罪人を救ってくださるために、この地に来られたことを感謝します。いつも私と共にいてください。

一言:インマヌエル


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